番組構成師 [ izumatsu ] の部屋

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きょうは、大リーグのオールスターゲーム。

ダルビッシュ君は投げるかな〜。

ごろごろ、画面を眺める。

試合前には恒例の国歌斉唱。で、驚いた。

斉唱中に映し出されたのは、ステルス機?

あの珍妙な形の不気味な機体が一機、歌詞の「ランド・オブ・ザ・フリー」のところに合わせて画面を右から左へと飛んでいく。

この映像はNHKじゃないよね? NHKがこんなモノをインサートしても意味ないし。よく言う「現地で制作された映像」ってヤツかな?

しかし、何の意味があるのかね?

全米の、世界のファンが楽しみにしているであろうオールスターゲーム。

いろんな国のみんながひとつのスポーツを楽しめるなんて、平和の象徴じゃないの。プレーする選手も多国籍だし。

その冒頭を飾る国家斉唱の際に、戦略爆撃機・・・・。

わからん。


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午前8時20分。スーパーボールを見てる。

今年は46回目。

ニューイングランド・ペイトリオッツ vs ニューヨーク・ジャイアンツ

楽しみだね。

試合前の恒例、国歌斉唱。歌うはケニー・クラークソン。スーパースター発掘&製造番組「アメリカン・アイドル」第一回目の優勝者で、グラミー賞受賞歌手でもある。

アメリカの国歌「星条旗(The Star-Spangled Banner)」。ぼくは「星条旗よ永遠なれ」と覚えていたけど、「星条旗」が正しい呼び名だそうだ。

ぼくはこの曲が好き。歌詞ではなく、メロディが。気持ちをゆったりと、大らかにしてくれる。

でも、歌詞はコワイ。


「The Star-Spangled Banner」

Oh, say can you see,
by the dawn's early light
What so proudly we hailed
at the twilight's last gleaming?

Whose broad stripes and bright stars,
through the perilous fight.
O'er the ramparts we watched
were so gallantly streaming?

And the rockets' red glare,
the bombs bursting in air,
Gave proof through the night that
our flag was still there,

Oh, say does that star-spangled
banner yet wave.
O'er the land of the free
and the home of the brave!


砲弾が飛び交う闘いの中、自分たちの旗で鼓舞される様子を歌っているのかな。

ぼくは最後の4行、歌いあげていく部分のメロディが特に好きなのだけど、歌詞は

「あぁ、まだ星条旗はたなびいているかい
 ぼくらの自由な地、勇者のふるさとに」

くらいの意味かな。

メロディともあいまって、希望と勇気を与えてくれるけど、この思いを胸に他国に闘いをしかけ、自らの民主主義を押しつけていくのはどうかと思ってしまうねぇ。

闘いで地域を広げ、成立していった国だから仕方ない、とは言えん。


ぼくがジミ・ヘンドリックスを初めて聴いたのは、ウッドストックでの「The Star-Spangled Banner」だったっけ。

奇妙な音を出してるなぁと感じたギターが、ベトナム戦争の爆撃と住民の悲鳴を表現しているということを知ったのはずっとあとだった。

同じことを、別の国でもし続けてるね。



あ、試合が始まった。



新年ふつか目。お昼過ぎ。

もらったあんこ入り餅を焼いてほおばりながら、箱根駅伝を見てる。地味な競技で、盛り上げようとする力業の演出もないから見やすい。

ここのところのテレビは、スポーツ中継でも選手個人にヘンテコなキャッチコピーをつけて見せるような演出ばやりで、見ていると白けてしまう。

視聴者の興味をひこうと懸命なのはわかるし、実際、その方が数字もとれるのだろうなぁ。

局も利益をあげなければならないし、スポンサーを説得するには視聴率という物差しが不可欠だから、「やり過ぎ」だとか「代わり映えがしない」とか、いろんなことを言われながらも、その演出は見ている側が気に入るであろう形を模索する。

で、へんてこなキャッチコピーの嵐に。結局は見ている側へと還元される。

でも、異種格闘技戦のようになってしまっている柔道の中継を目にしたときには、これはないだろう、と思ったね。格闘技のリングアナウンサーのように呼びあげられる自分の名前を耳にすると、選手の闘争心も逆に萎えるんじゃなかろうか。

そんな演出があってもその試合を見たいときはボリュームを下げきってしまうか、いったん録画して、あとからすっ飛ばしながら見る。

スポーツは淡々と淡々と。だから、時に起こるドラマチックが映える。

演出は時の流れだけでいい。


東洋大学の柏原君が箱根の坂道にかかった。もう4年生なんだ。初めてトップでたすきを受け取って、慣れない展開にリズムが狂わないといいね。

どんなタイムが出るか。山の神は四たび降臨するか?

楽しみだね。



時間が空いたので、編集担当のカメラマンと一緒にハンドボールを見に行く。

地元の琉球コラソンと大同特殊鋼。

琉球コラソンは日本初のプロ・ハンドボール選手 田場裕也選手が立ち上げたクラブチーム。今シーズンから日本リーグに参加した新人チーム。

相手の大同は日本リーグ3連覇中の強豪だ。

試合は、当初はコラソンも食いさがったものの、徐々にはなされ、結局はダブルスコア以上の差がついてコラソンは完敗。

まず、体のサイズが違う。ディフェンスするコラソンの選手は大同の選手の体に完全に隠れてしまう。

その上、高い、強い、うまい、さらに早いとくると、手のほどこしようがない。

でも、ハンドボールをやる夢を抑えられず、銀行勤務を辞めてやってきた選手や、いったん競技から離れ、7年のブランクを経て再度スポーツの世界にチャレンジする30歳過ぎの選手もいる琉球コラソン。

経営は安定せず、選手はまだ無給だ。

それでも、やりたいことをやっている連中の姿は輝いている。

ハンドボールは体の接触が頻繁な激しいスポーツ。来シーズンはより体を鍛え、激しいボディコンタクトにも耐えるようになって欲しいな。

谷選手は銅メダルだった。

5大会連続してオリンピックに出場し、全大会でメダルを獲得。すごいことだ。なのに「残念」という声がこだまする。期待が大きかったことの裏返しだろうけど、傍観者の言葉と心の暴力を感じるなぁ。

結果が出てからでさえ、選手選考にあれやこれやと言う輩がいる。

谷選手の実績を優先するのではなく、選考会で谷選手に勝った選手を出すべきだったという声。

柔道男子の先陣を切り、敗れた平岡選手に対しては、野村選手の経験を買うべきだったという声…。

アホちゃうか。
ふたつの言いぐさ、言ってることが全く逆じゃん。

大会に臨んだ選手たちにぼくらが言えることなどない。ぼくらは研鑽を積んだ彼ら彼女らの精一杯のパフォーマンスを見せてもらう側なのだから。

かなり前、柔ちゃん・谷選手がまだ田村亮子だったころ、柔ちゃんの番組の制作に携わったことがある。そのときに感じたのは「続ける」ということへの彼女の強い意志だった。

畳に立てないようなケガを負っても、決して諦めようとはしない。稽古の量と質を信じ、壁が立ちふさがっても立ち止まろうとはしない意志。そして、自分を律する心。

こりゃ、かなわない…。そう感じたっけ。

10代の頃から注目されてきた谷選手。20年近くの長きにわたって自分を律し、自分にトライすることを続けてきた。それだけでもう素晴らしいことだと思う。持続することの大切さ、持続できたことの強さを感じられずにはいられない。

ぼくが持続できてるってこと、なんだろね? 息をしてるとか、心臓が動いてるとか、自分の意志が関わらないことばかりだもんな。


負けた試合後も畳の上ではきちんと礼をし、試合後のインタビューでは対戦相手を讃え、家族他支えてもらってきた人たちへの感謝の言葉を口にした谷選手。それが彼女の“普通”になってしまっているのだろう。なんだか痛々しくさえ見えた。

「銅に終わった」と表現されてしまう期待を背負って試合に臨んだ谷選手。しばらくはゆっくり休んで欲しい。


それにしても、「銅に終わった」という言い方はないだろう。視聴者の過剰な期待へのおもねった表現としか思えない。

他の競技でもそうだ。水泳の800メートルでも「日本新を記録したが予選敗退」と言った言い回し。期待はずれだったという負の余韻を残そうというのか? オリンピックで自己最高、それも日本新を記録する。素晴らしいパフォーマンスじゃないか。

こんな心ない言い回し、変えたらどうだ。

「予選突破はなりませんでしたが、記録は3秒も上回る素晴らしい日本新記録でした」

こうした表現にすれば、練習に明け暮れた選手の日々を思い描くこともできる。

ぼくらは彼ら彼女らの、日々の積み重ねの上に立ったその発露を見せてもらっているのだ。ベストなパフォーマンスをしたときは、そのことをきちんと伝えるのがメディアじゃないのか?


金メダル何個を期待なんて、そんなことはスポーツを仕事にしている人たちだけの取らぬ狸の皮算用にすぎない。傍観者のぼくらはそんな傲慢なことは言えるはずもない。

持てる限りの力を尽くし、ベストなパフォーマンスをして欲しい。順位はあとからついていくるオマケみたいなもんだから。


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