番組構成師 [ izumatsu ] の部屋

♪今日のBGM=Deep Purple 『Scandinavian Nights』


いい気持ちっ「ぽかぽかいい気もちっ」


昨日とうってかわり、今日はいい天気。
ぽかぽか、ほわぁ~ん。
南向きの部屋、日だまりにいると、このまま ♪up、up and away♪してしまいそう。

あ~? なんだっけ、この歌?
むか~し、シングル、持ってたなぁ。ビューチフル・バルーンがど~したこ~したという歌詞だったような想い出が・・・・。

などとほんわかしていてはいけないのだっ!

取材陣が帰ってくる前に、資料を読んでおかねばならない。
気合いを入れ直して、しっかと文字をにらみつけること、3分。とろ~り、目玉が溶けてくる。
春はどうして眠いかなぁ(春に限らないけど)。
コタツでばたりと後ろに倒れ、う~んと背伸びをしている間に眠り込んでしまう。いかんいかん。再度、文字を見つめると、文字がしだいにぐにゃぐにゃぁん・・・・・・・・!あ、寝てた!

これを何度か繰り返す。

8:2の割合で寝てる。まったく進まん。
あったかい部屋じゃダメ。北向き板張りの部屋へ移動。
よしっ! 今日、何度目かの気合いを入れる。
・・・・・・・・が、やっぱり眠い。

今、読んでいる資料、漢字たくさん、あいだにカタカナ。何が書いてあるのか、1、2度、目を通しただけでは、正直ワカラン。
正気の頭でもワカランのに、春の眠気が加われば鬼に金棒、死んでもワカラン。あ~、おもろない。

なんでもそうだけど「ねばならない」は、おもしろくない。読まねばならない、書かねばならない、急がねばならない・・・・あぁ、いやじゃっ。
「ねばならない」じゃない、どっちでもよか、モラトリアムなものがいい。そんな仕事、あるわけないけど。

ぼくが制作に参加する番組は、“楽しいっ!”と言えるものはほとんどない。どこか暗く、重く、息詰まる、歴史のひずみに忘れ去られている真実を引きずり出すような内容がほとんど。
それはそれで“興味深い”けれども、決して“楽しく”ないし、“うきうき”しない。

うきうきするような、楽しい番組、やってみたいなぁ。

以前、若い女性をターゲットにした休日の情報番組をやらないかと声をかけてもらったことがある。
おっ、ついに来たかっ、うきうき番組っ!
そう思って、企画のお話し合いなんぞに参加していたのだけれど、あっと言う間にリストラされてしまった。いや、リストラというのは働いてお給金をもらっていてのことだからニュアンスが違うな。
要するに、ぼくでは任に不足だ、ということ。

その番組はスタジオで生放送を予定していた。ぼくは、スタジオの仕事も、生放送もやったことがなかったので、プロデューサー&ディレクターはやはり不安だったのだろう。その気持ち、分からなくもない。ぼく自身、どう進めればいいかさっぱりわからなかったから。
で、ぼくは任を解かれ、スタジオバラエティの経験が豊富な構成作家がやってきた。

その番組の第一回目のオンエアを見つつ、思った。

--あ~、楽しそう。うらやましぃぃぃぃ。

しかし、現実はキビシイ。
その番組は視聴率がとれず、あっと言う間に放送終了してしまった。

う~む、やらなくてよかったのかもしれない。
外から見ると楽しそうだけど、ホントはそうじゃないのよね。


でも、資料に目を通しているだけで、うきうきしてくる。
そんな番組に、たまぁ~にでいいから巡り会いたいなぁ。


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臨時ニュースがいかりや長介さんがなくなったことを知らせたとき、ぼくが見ていた番組ではドリフターズの『いい湯だな』が流れていた。
これって、シンクロニシティなんだろうか?
番組にたまたま使われていたBGM、『いい湯だな』。

♪ババンババンバンバン-アビバノンノン♪

その曲にかぶさるように流れた、元ドリフターズのいかりや長介さんの訃報。
不思議な合致に、心の中で手を合わせる。
全員集合でぼくは、きっちり、育ちました。ありがとうございます。

合掌。


番組構成師の部屋


“ネコ助-Aoi's Room”


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