番組構成師 [ izumatsu ] の部屋

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やられた!

テーブルに置いていた、なけなしの一万円札。
ふと席を立ち、戻ってみるとこのありさま。


「元・一万円札」 痛ましや・・・。
元一万円札


頻繁に目にすることのない福沢諭吉さんなのに、ど真ん中で左右に引き裂かれ、
哀れまっぷたつのばらばら事件。

--お金のありがたみを知らん、この、バチあたりも~ん!!!

と叱っても、当のネコ助、平気の平左。
ねじねじぐるぐるとぐろを巻いて、

「ぎにゃぁ、文句あっか!」
文句あっか


--いえ、ございません・・・・。

ネコ助に小判・・・身の上に降りかかろうとは。

銀行に持っていけば、取り替えてくれるのかしらん?
事情聴取があったらどうしよ。

--ネコ助がじゃれまして。

お~、一万円札でネコ助じゃらしとは、お金持ちの響き!!
などと、アホなことは言っておれん。
あしたから、花の東京行きなのに、軍資金がなくなった。

・・・おとなしくしてよ。


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PM10:00
今日は、疲れた・・・。

やたらめったら、電話がかかってくる日。
ぼくは、電話が大の苦手で、大学に入るまで異性に自分から
電話をしたことが2度しかない。
大学に入って初めて女の子に電話をした電話ボックスの場所は
今でも覚えてる。
文学部から駅へと向かう道の、右側。
数年前、その道を通ったら、電話ボックスは消えていた。

異性に限らなくても、ぼくは今でもめったに電話をかけない。
かかってくるのがイヤなので、かけられるのもイヤだろうと思う。
携帯も仕事の上で必要だから持っているようなもので、
毎月、通話料金よりもパケット料金の方がずっと多い。
電話で済む、という程度のことなら、ぼくはメールで済ます。
相手は電話に出ずに済むし、ぼくも気のはいらない気候の挨拶なぞ
する必要もない。

それでもやはり電話はかかってくる。
仕事が忙しくなると、据え置き電話にかかる電話には出ない。
机の上に置いてあるのだが、留守電にして出ない。居留守を使う。

据え置き電話は家と仕事と共用なので、売り込みなどの電話もかかる。
考え事をしているとき、「株式投資はいかがですか?」などと
事務的早口でまくしたてられると血管が切れそうになる。
ので、出ない。
ぶちっとキレそうになっても、相手も仕事だと思うとキレきれない。
なんとか穏便にすまそうとする。煮え切らない人間である。

しかし、最近は「仕事中なので遠慮してください」と、さっさと言う。
その方が、すっきりしていい。
家で仕事をしているので新聞の勧誘などもやってくる。
こちらには居留守が使えない。
二階から降りていっては、「仕事中なので・・・」とお伝えする。

以前、団地に住んでいたとき、「仕事中なので・・」とお帰りいただいたら、
郵便ポストに、「なんでぇ、バカヤロー」と書かれていた。
直前に郵便を取りに行ったとき、その落書きはなく、
その方が帰られた直後に新聞を取りに行ったら、そうあった。
バカヤローよばわりされるような断り方はしていないつもりだけど、
カンに障ってしまったのだろうか。ちょっと落ち込んだ。

カンに障ったと言えば、その昔、20代もまだ前半の頃。
下宿の電話に、若い女性の声で売り込みが。

--選ばれたあなた、大チャンスで~す!

とまぁ、今もあるのだろうけど、そんな感じで大勧誘。
ずるずる聞いてて、いつの間にやら○月×日に某ビルのオフィスへ
おいでませ、ということに。
ま、ぼくは行くとも言わないし、当然、行くわけないのだけれど。
で、行かなかったら、それからそのお嬢さんの怒りまくった電話が、
毎日数回、かかってくるようになった。

--約束しといて来ないなんて、あんた、それでも男?!

思い出しても笑えてくるのだけど、よほど腹に据えかねたらしい。
ぼくは「行きます」とはひと言も言ってない。
勝手に「約束しといて!」と思い込まれても困るのだけど、
ただ気の毒だったのは、2時間くらい話を聞いていたこと。
それは事実。
まぁ、聞いていたというより、お嬢さんが勝手にしゃべっていたのだけれど。

それで、ますます電話がイヤになった。

で、今日。
お尻に火がつくと、机の上の電話には出ない。でも、携帯が鳴ると出る。
携帯には仕事の電話と友人の暇つぶし、それしかかかってこないから。
だから、普段は一日に数回、鳴る程度。
一回も鳴らないことも珍しくない。

しかし、今日はなぜだか、切ったら鳴り、切ったら鳴り。
着メロ「メリッサ」、鳴りっぱなし。

で、出る。と、相手は自分の用件を話し出す。当然だ。
が、こちらは直前までパソコンにらみ、アタマをしぼり、でも何も出てこず、
キーボードに置いた手は固まり、「あ"~っも"う"!!」と
叫ぶ寸前。
そんなアタマに、耳元であ~じゃこ~じゃ言われても、即答できない。

でも、即答する。わかったふりをする。
しないと、電話側の仕事がボツになる。
電話を切る頃、相手が誰で、なんの話か、把握する。疲れる。

それを今日は繰り返した。
アタマ、ごちゃごちゃ、マタンゴ化。

やるべきことは、まったく進まず、明日はTokio。
あ"~、誰が電話なんか発明したんじゃっ!
ベルか、エジソンか! 怨むぞぉ~・・・・・。

風呂、入ろ。
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♪今日のBGTV=『とくダネ』(フジテレビ)


きのう、ひさびさに12時前にフトンに入る。
今朝、起きる。きのう、横になったときよりも眠いのはナゼ?
あくびの連発。「寝だめ」ができればなぁ。

あした締め切りの台本があるけど、仕事、する気、まったく起きず。
濃いお茶を飲みながら、ノートパソコンを開き、楽天の日記を眺めていたら
テレビで爆発シーンが流れた。

北朝鮮で起こった大爆発事故のシュミレーション。
爆発の元となったとされる硝酸アンモニウムの爆発実験。
10キロの硝酸アンモニウムを使った実験だけど、すごい威力。
北朝鮮の爆発は、この実験の800倍の威力があったという。
百数十名の人が亡くなり、千数百人の人が負傷したのもうなづける。

事故では半径1.5キロ(北朝鮮の発表では2キロ)の地域に
壊滅的な打撃を与えたという。
現場から150メートルの地点には小学校があり、
亡くなった犠牲者の半数近くはこの小学校の子どもたちだそうだ。
痛ましい。

この事故、金正日総書記がこの路線を通り、中国から帰ってから
7時間ほどあとのこと。
ゆえに“事故”であり、“事件”ではないと北朝鮮は発表。
が、韓国や香港のマスコミでは“金正日さんを狙ったテロである”、
そういった論調が多いという。
金正日さんがこの場所を通ったのは、事故のわずか30分前という
情報もある。

硝酸アンモニウムというのはテロによく使われる物質で、
これまでもタイやバリなどでの大規模テロ事件はこの物質により
起こされた。
起爆しにくいため、テロの“即効性”にはマイナス面ではあるが、
持ち運びやすく、いったん爆発したらものすごい威力を発揮するとか。

事故でも事件でもいいが、いきなりもたらされた災難に苦しむ、
子どもたちを中心とした人たちに即座に援助を始めた国が多いのを知り、
少しホッとする。
が、しかし、日本の援助は1000万程度とか。
拉致問題への影響なども考えての、仮の支援なのだろうが、
あまりに額が少なくはないか?

自国の実態を明らかにすることが極端に少ない北朝鮮が、
異例のスピードでこの事故の様子を世界のマスコミに公開したのは、
「テロなんかじゃないよ」ということを内外に強調したい面も
あるのは確かだろうし、人道的活動もしてるよという広報効果を
狙ったパフォーマンスでもあるだろう。

そんな政治的なことはどうでもいい。
一時でも早い支援を必要としている多数の犠牲者がいることは事実なのだ。
日本政府は、結果的にはあるかもしれない拉致問題への好影響を
先に考えることなく(考えろ!という意見も多々あるだろうが)、
もっと多くの支援をして欲しい。


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などと考えつつ、日記を書いていたら、
「妻の自殺を助けた夫、逮捕」という事件にかわった。

シックハウス症候群に悩み、精神的に追い込まれた妻が自殺したいと懇願。
高校教師の夫は懸命に説得するも、妻は「どうしても死にたい」と
聞き入れない。
何度も何度も説得を試みたあげく、結局、夫は自転車に妻を乗せ、
妻が飛び降りることになるビルへと向かった。

罪としては「自殺教唆」ということになるのだろうか。
妻はシックハウス症候群に端を発し、精神的に辛い状態にあったらしい。
精神科か心療内科などの病院に行っておけば・・・、
一緒にがんばって生きていこうという気持ちになれれば・・・、
などと思うのはこちらの勝手。
当事者たちは、これしか選択の余地がないと思ってしまったのだろう。

教師として生徒の信頼も厚いという夫はどんな気持ちなのか。
想像するに滅入ってくる。


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次に登場したのは、「雅子さん、東宮御所に帰る」なるニュース。
長野で療養していた雅子さん、娘と一緒に東京へ戻ったとか。

しかし、良くなったから、というのではない。
「容態が好転したとは、まだ言えない」という、いつも通りの
遠まわし遠まわしの発表。
良くないのならそのまま長野にいさせろよ、と思うのだが、
皇室としてはそうもいかないのだろう。

かわいそうに。


としみじみしていたら、見過ごせないニュースがチラリ。
イラクで最初に人質になった3人に、外務省は迎えにいった
ドバイ-東京間の航空費など、合計237万円を請求することに決めた。

これを当然と思う人も多々いることと思う。

3人は、ドバイで受けた健康診断にかかった費用などはすでに納めている。
自らの行動にかかった費用は、自らで支払う。
「自己負担」。
まことにあたり前のように聞こえるが、その考えはやはりおかしいと思う。

3人の家族は、とっとと払って、早く騒動から抜け出したいと
思われているかもしれない。それも当然の反応だ。
しかし、「自己責任」という耳ざわりのいい言葉で、個人の活動が
規制されることを容認するわけにはいかない。

おととい、某朝ワイドを見ていたら、某ラジカル傾向文化人が、

--家族が感情的になる前に、ひとこと「申し訳ありません」と
--言っていたら、国民感情も違っただろうに。

という趣旨の発言をしていた。
国の方針・活動を鋭く切るハズのラジカル文化人でさえ、この感覚。
アホさ加減に、めまいがした。

家族が紛争地帯で武器を持つ組織に拉致された。
脅され、目隠しをされ、転がされた映像も流された。
命がどうなるか想像もつかない。
そんな状況に置かれた我が子の、きょうだいの姿を目にした肉親が、

--うちの子が、肉親が、迷惑をおかけして申し訳ございません。

などと言えると、このラジカル系文化人は思っているのだろうか?

--お願いだから助けてくれ!

--政府は何をしてるんだ、もっと動いてくれ!

--自衛隊を撤退させてくれ!

そんなことを、感情のままに吐露する方があたり前だし、
肉親としては自然の姿だ。

そんな渦中にある肉親に対し、国民に向かって謝れだと。
信じられん・・・アホとしか言いようがない。
この程度の認識で、よくもコメンテーターなんぞが務まるものだ。

ま、結局、番組自体のクォリティを如実に表したコメントではあるのだが。


ほっとけし「アホはほっとけ」




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しかし、寒い。
朝からのどしゃどしゃ土砂降り。正午ころには小康状態になったものの、
一向に気温があがらない。
コタツが欲しいような気温。午後3時を過ぎてもひんやり寒いまま。
20度を超えるといった天気予報は大はずれ。

う~、本気で寒い。コタツを片付けるんじゃなかったぁ。
もう4月も下旬だというのに。花冷えの時期でもないだろうに。
コタツにもぐりこめないネコ助は、押入れの布団に乗っかりぐーすか。
うらやましい。

脳みそホリディのハズだったのだが、そうもいかず、机につく。
板張りの部屋はますます寒い。
ゆえにフリースを着込み、さらにエアコンをON。
まさか4月も最終週になって暖房のお世話になるとは思わなかった。


夜になって、ますます冷える。
耐えきれず、ストーブをつけると、ネコ助べったり。


寒い~「う"~、この寒さはなんぢゃ」


若いのにっ!!
しかし、確かにこの寒さは異常ぢゃ。




番組構成師の部屋


“ネコ助-Aoi's Room”



昨日、やはり帰れず。

他県に出かけたときはちょくちょくあること。
でも、朝、チェックアウトしたホテルに出戻るのは、ちょい恥ずかしい。

夜8時。
朝、チェックアウトしたホテルに電話。

--あの、○×と申しますが・・・。

名前を告げると、

--あぁ、今回はお泊りいただき、ありがとうございました。

機先を制される。

--今日、もう一泊、お願いできますか?

--ええ、もちろんでございます! ありがとうございます。

そんな風に言われると、ますます恥ずかしい。


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出先でホテルに泊まると、なぜか寝るのが遅くなる。
きのうの夜も、ずるずるずるずる起きていた。
ベッドでごろごろしつつ、お茶を飲みつつ、テレビのチャンネルを
変えていたら、奇妙な番組に出くわした。
おじさんふたりが、真剣な表情でダーツをしている。
「ワールド・ダーツ・チャンピオンシップ」だと。

矢を3本ずつ、交互に投げて、得点を競う。
510点の持ち点を早くゼロにした方がセットを取る。
そんな感じで、とっとと競技は進む。

ワールド・チャンピオンシップだけあって、おじさんふたりの腕は確か。
さっさっさっ、投げるのは早い。
とすとすとす、見事に的を射る。

ダーツ1競技者その1。上手。


ダーツ2その2。より上手。


的のすぐ横には審判員らしきおじさんがいて、

--86点!

などと、大きな声で点数を読み上げる。
そのたびに、会場を埋めた客がどよめく。

その様子をテレビで見ていると、どことなく滑稽。
どよめくほどに面白いのだろうか?
的までずいぶんと近い。3メートルくらいしかないように見える。
それに、テレビ画面は的と競技者を並べて映し出すから、
矢がどこに当たったかすぐにわかるし、競技者の表情の変化もわかる。
会場だとよく見えないだろうに。

しかし、テレビで見ていると、結構面白い。
こんな競技があるとは知らなかった。
知ってどうなるということでもないが、なんとなく得した気分。
深夜テレビも、たまにはいいかも。


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今日、AM10:00。那覇空港へ。
フロアでは、沖縄の獅子舞をやっていた。

沖縄獅子沖縄の獅子舞


今回の沖縄、4泊5日、徹夜なし。
次にこれるのは、いつになるだろうか。


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打ち合わせを経て、自宅へ。
ネコ助が両手を「パー」にして出迎えてくれた。


アオ助パーパーで「おかえりぃ」


はい、はい、ただいまっ。
予定では、今日の最終便で沖縄を離れる。
今回もまたまたまた、ナマの海に触れることなく終わりそう。
仕事できたついでに、海で遊ぼうというこんたんが良くないのに
違いない。

今日はどんより曇り空。この季節にしては涼しいのではなかろうか。
雨が降らなければいいなと思う。今、一緒にやっているディレクター女史は、今日が引越し。
本土の某局へ移るために部屋はもう見つけたらしいが、そこで生活するために
あるべきモノが今はまだフトンしかないそうな。
男だったら「それでもいいやんか」と言えるが、女性となると
そうもいかないらしい。着替えも小物も化粧道具も、あれやこれやと
必要なのだろう。面倒だね~。

で、今の編集室には編集マンとぼくのふたりきり。映像やインタビューなどを
ちょこちょこと修正しつつ、ディレクター女史の到着を待つ。
が、なかなか来ないので電話をすると、

--引越しの車待ちなのよぉ。

そりゃ動けまい。
昨日の時点では、まだ梱包していないと言っていたから、夜中に
やったのだろうか? 根性&体力、あるなぁ。

彼女が引越しの車を待つ間、ぼくらは彼女待ち。
ほぼ流れはできたのだけれど、最終決定権はディレクターが持っている。

今、13:00。
最終便を予約してはいるが、出発は19:00と結構早い。
う~む、今日中に帰ることができるやら。
う~ん、ひたすら眠い・・・。
早寝早起きがモットーのワタクシに、連日のAM3:00ホテル戻りは
ちとこたえる。
そのうえ、エアコンはまだ動かない。
まぁ、「そのうえ」と言ったのは気分的なもんで、エアコンが動かなくても
大して困らないのだが、午前3時にムッとする空気に迎えられつつ
部屋に入るのはちょっとさびしいものがある。

で、目がさめるのが6時。今日の仕事は11時スタート。
となると、5時間、なにやらしつつ時間を過ごさざるを得ない。

今日は今日とて6時起き。さてさてなにをすればいいのやら。
ぼくは起き抜けにシャワーを浴びるようなハイカラ種族ではないのだが、
ぼんやり脳みそを復活させるために水シャワーでも・・・。
ぎえ~っ、冷たい! 沖縄でも水のシャワーは早すぎた。
ぶるぶる。エアコンがきかないのがこのときばかりは幸いしたかも。


///////////////////////////////


昨日の夜は、今、一緒に仕事をしている女性ディレクターの送別会。
ぼくも、ご苦労様スピーチをさせられた。
上司、同僚、皆さん、彼女をほめるので(送別会だから当然かも)、
へそが曲がっている僕はイヤミを言ってしまったような気がしないでもない。

送別と言っても、このディレクター女史、寿退職&定年退職するわけではない
本土の某局へ入社する、つまり、平たく言えばヘッド・ハンティングされたのだ。
某局からは偉い方(専務?)が引き抜きのご挨拶に、わざわざやってきたそうだ。

--わが社にぜひ!

などと言われることは、長い人生の中でそうそうないこと。
ぼくはすでに人生の半分以上を経過しているが、いまだかつて
そう乞われたことなどない。
「もう、こなくていいよ」と言われかけたことはあるのだが。

このディレクターに声がかかったのは、その制作能力が買われたからに
他ならない。
ここ1、2年に制作したドキュメンタリー番組で、あれやこれやと賞を受賞。
業界の注目を浴びた。
ヘッド・ハンティングの話も一社だけではなかったようだ。

一緒に仕事をしている仲間の力が評価されると言うのは、嬉しいものではある。
やはり仕事をするのならば、優れた人としたい。ぶつかることもあり、
腹が立つこともあるが、同時に得ることも多い。
刺激し合えるという意味では、このディレクター女史が九州から
遠く離れた県へ旅立ち、一緒に仕事する機会が減るのは残念至極だ。

実はこの女性、3月末日に退職し、4月1日から某局の新入社員と
なったハズなのだが、なぜか元の職場で番組制作の真っ最中。
新しい職場へは、まだ3日間しか出社していないという。
この奇妙な現象、「手がけていた1時間番組を仕上げてから行け」
という元いた局の意向のようだ。
ディレクター女史もやりかけの仕事をそのままにしておくのもイヤだろうし、
小粋な計らい(?)と言えるかもしれない。

しかし、新天地の某局からサラリーをもらいつつ、長年勤めた元の局で
仕事をしている。
う~む、不可思議。まぁ、そのおかげでこのディレクター女史の
この局での遺作に携わることができている。

引き際にどんな痕跡を残すことになるやら。
それは、できあがってみないとわからない。

雨、雨、どしゃどしゃ、朝から暗い那覇。
ホテルから仕事場まで歩いて5分とかからないのだけど、
この雨の中でかけたら、ジーンズの中までずんぶり濡れてしまう。
どうしようかなぁと30分くらい思い悩んでいたら、ふと、
折りたたみ傘を持ってきていたことを思い出す。

仕事で他県へ泊りがけで出かけるとき、傘を持って行くことは少ない。
荷物になるのがイヤだし、何よりも、外に出る機会がめっぽう少ないから。
昨日はPM1:00に飛行場から局へ直行し、
そのままAM2:00までお仕事。それからホテルへチェックイン。
眠そうなフロントのお兄さんに申し訳ない。

その昨日、AM2:00にホテルの部屋へ入ったら、ムッと暑い。
う~む、やっぱ沖縄、と感心し、エアコンをつけようとしたら
スイッチが入らない。な~んと壊れておるではないかっ!
もう初夏の香りがする沖縄、オフィスで働く女性にはノースリーブの
人もちらほらいた。
なのにホテルでエアコンがきかないなんて、死めというのかっ!!

などと怒る気力も実は無く、そのままずるずるベッドへ。
う~ん、暑い、寝苦しい、アセが首筋をはう~、などと感じつつ、眠りこけてしまえるのは労働の賜物だろうか?

しかし、今朝、AM6:00に起きたときは、眠りにつくときよりも
疲れていたのは気のせいか?


////////////////////////////////


今日の夕方、編集に立ち会っていたら、報道部の記者&カメラマンたちが
急にざわざわざわめきだしたと思ったら、どやどや出て行った。
どうしたのかなぁと思っていたら、モノレールが止まったとのこと。
編集していたディレクター、「また?!」と呆れる。

那覇空港から首里城(の麓だそう)を結ぶモノレール「ゆいレール」。
開通直後に止まってから、これまで数回、事故で止まっている。
幸い小さな事故らしい。

--沖縄には鉄道が走っていないので、みんな電車の乗り方を
--よく知らない。だからよく事故が起こるんだ。

とは、友人の弁。先日は、ドアに両手をついて景色を見ていた
子供がドアが開くままに手を戸袋に引き込まれ、止まったらしい。
その理由。

--その子供、電車に乗ったことが無かったから、ドアが開くって
--知らなかったんだよ。

と、これも友人の弁。ほんとかね?

しかし、よくよく考えれば、経験しないと物事はわからないわけで、
生まれて一度も電車に乗ったことがない子供は(大人も)、
電車のドアがどのようなタイミングで、どのように開くのか、
その時、ドアに手をついていたらどういう結果となるのかということは
知らなくて当然。
それはどんなことにも言えるのであって、「そんなことも知らんのか」と
笑う資格など我らにはないのだ。

戸袋に手を引き込まれたお子さまは、痛い思いをして貴重なことを
学んだというわけ。
貴重な学習をしたお子さま、同じ過ちをもう二度と犯すことはないだろう。

・・・・かな?
二度あることは三度あるし、粗忽者はいつまでたっても粗忽者だと
言うしなぁ。

今年3度目の沖縄巡業。

沖縄へ飛ぶ飛行機は、修学旅行の高校生どもと同じ。
飛行機で修学旅行など、ぼくらの頃には想像もできなかったゼイタクである。
しかし、いまや海外へ出かける高校も少なくないようだし、
戦跡をめぐり、勉強にもなるからという理由で沖縄を修学旅行先に
選ぶ学校も多いらしい。

戦争末期、アメリカ軍の激しい攻撃から身を守るために、住民たちが逃げ込んだ
「ガマ」と呼ばれる洞窟。
真っ暗な空間の中、そこで起きた悲惨としか言いようがない出来事を
聞くことは、生徒たちにとって有益ではあろう。

今、そうした戦争体験を語れる人が少なくなってきている。
戦争そのものを知っている人は老い、徐々にこの世から去っていく。
それはどうしようもない自然の理なので仕方のないこと。
誰がどう語り継ぐか、それが一番の問題。

「実体験がない人間に、戦争の悲惨さが語れるのか?」

そういう疑問を投げかけるお年よりもいるようだけど、
経験がなければ語れないのであれば、諦めるしかあるまい。

でも、戸惑いながらも戦争体験を語り継ごうとしている若い人たちも多い。
あまりに感情移入することなく、淡々と、事実だけを述べる。
難しい行為だけれど、やりがいのある役割でもある。


/////////////////////////////////


コロコロバッグを引いている。重い。モノレールで空港から街中まで
行く気になれん。で、タクシーへ。
空港を出て港の近くを走る。青き海がちらちら見える。

--近くで見たか~! 触れたか~! 入りたか~!

あぁ、海が招いちょるっ。
という思いに浸る間もなく、タクシーはぼくを仕事場へと運ぶ。
あぁ、無情。

働きとうなかぁ・・・・。

♪今日のBGM=The Byrds 『Live At Fillmore』


朝、机に向かう前、テレビの朝ワイドを見ていたら、最初の3人の
次に拘束された男性ふたりのうち、元自衛官だった方の帰国風景が
流れてきた。
見ていて、滅入ってきた。

--頼むから皆さんにお礼を言って、謝ってちょうだい。

と言う父親と母親。

--オレは現地で人が死ぬのを見てきたんだ。
--こっちの状況とは違うんだ。危険を覚悟で出かけたんだ。

そう強く語る男性。拘束から解放されてから、まだ日がたたない。
なにがどう報道されているのか、日本ではどのような反応なのか、
きちんと知る由もない。
まだ意識が高揚している男性が、自らのことを口にして当然だ。

しかし、両親は続ける。

--それはあなたのこと。
--とにかく、謝って、皆さんに謝ってちょうだい。

涙ながらに哀願する母親。誰に謝るのか、把握できない男性。

滅入る。

どうしてこういう会話を、十数本、それ以上のマイクが突き出され、
数多くのテレビカメラが取り囲む空港のロビーでさせるのか。
そして、最後には「家族同士の抱擁をお願いします」だと!

ばかやろぉ!

これがマスコミ。視聴者の好奇心を刺激し、ドラマティックに仕立てるには、
場所も、方法も選ばない。

幸福にも命を永らえた息子。何よりもまず抱きしめたいであろう
我が子の帰還を、正装でむかえねばならない老いた両親。
ネクタイを締め、スーツに身を固めた父親。
よそ行きの服を小奇麗に着た母親。
そのような格好をさせたのは、待ち構えるマスコミの“眼”。

そして、息子を抱きしめる前に「謝って」と懇願する。
両親にそう言わせたのは誰なのか?
それは、秩序を乱した子どもを育てた両親への厳しい世論。

あぁ、情けない。

ぼくらは、他人をどこまで追い詰めれば好奇心を満足させることが
できるのか?

先に解放された3人に対する誹謗中傷は、ものすごいという。
やれ「自作自演」だの「自業自得」だの「税金無駄遣い」だの、
「迷惑かけたくせに国には向かうとはなんだ」だの。
「共産党員の独走」だというものもある。

情けない。朝から、滅入る。
こんな人々と同じ国を構成しているのかと思うと、脱出したくなる。


しゅわっち「脱出! しゅわっち!」


フランスの新聞「ルモンド」は、日本人人質問題を報じる中で
こんな表現をしている。

--外国まで人助けに行こうとする世代が日本に育っていることを示した。

金しか出さない、人的支援をしない。
大金を放り出して、あとは知らん顔。

そういう日本に対するステレオタイプ的イメージをこつこつと
変えてきたのが、今回人質となった人たちということを、
日本人ではなくフランスの人たちのほうが認識している。
「ルモンド」は、こうも言ってる。

--人道的価値に駆り立てられた若者たちが、決して良くない
--日本のイメージを高めたことを誇るべきなのに、
--政治家や保守系メディアは逆にこきおろしている。

アメリカのパウエル国務長官の発言と同じ趣旨だ。
そして、

--社会秩序を乱した者は、
--後悔の念を示さなければならないのが日本の習慣。

そう報道されている。
重んじるのは、人が抱く意欲や理想ではなく、フツウを逸脱しないこと。
こうしたぼくらの認識・常識を変えていかないことには、
いつまでたっても「お上の言うこと、ごもっとも」という刷り込みから
抜け出すことはできない。

その認識・常識・刷り込みをぼくらに知らしめてくれるのが、
今回人質となったような活動をする人たちだ。


今、特に先に人質にとなった3人は体調を壊し、自宅で療養しているという。
心が穏やかになるまでゆっくり休み、そしてまた、自ら信じることへ
足を踏み出して欲しい。胸を張って。


///////////////////////////////////////


♪ここからのBGM=Electric Flag 『A Long Time Comin'』


夕方になって朝刊を読んでいたら、こんな記事が。

--米エネルギー大手ハリバートンによると、この20日までに
--イラク復興にかかわる同社及び子会社の社員計33人が死亡した。

ちっちゃな記事に記された、なんともすごい数。
たったひとつの企業およびその子会社だけの、犠牲者。
その多くが、長距離トラックの運転手だという。
これだけ多くのアメリカの民間人が、戦火のイラクの中、
トラックを運転したりしている。
ちょっと信じられない。

ハリバートン社はペンタゴンと定常的に仕事をしているアメリカ最大級の
石油サービス・建築企業。イラク“再建”を担う筆頭の筆頭、
というよりは、復興事業をほとんど独占的に受注している。
ペンタゴンとは抜群に相性が良く、イラク戦争が始まる半年も前に、
ハリバートンはクウェートに米軍基地を建設していた。

ここのところ、子会社を含めて、不祥事がぼろぼろ出てきて、
アメリカの皆さんも頭に来ているらしい。
笑ったのは、米兵への給食代金不正請求が明らかになった時の弁明。

--食事の用意をする時、たいていのコックは何人が食べにくるか
--分かっているが、イラクではことはそう単純ではない。

だと(朝日新聞より)。
これが数百万ドル(もっとかも)にのぼる不正請求を追究された
アメリカに冠たる大企業の言い訳である。

このハリバートンで、つい3、4年前まで最高責任者(CEO)を
つとめていたのが、ブッシュさんを陰で支えるチェイニー副大統領。
この関係を知って、うさん臭いと思わない方は、疑いを知らない
アルプスの少女ハイジか、汚れなきカリオストロのクラリス王女の
ような方であろう。

ま、そんなことはどうでもいいが、妙に思ったのは、イラクのための
復興支援ならば、運転手としてなぜイラク人を雇わないのか?ということ。
言葉の違いで意志の疎通を欠いたり、習慣の問題もあるだろう。
だが、それは違う文化の人間が触れ合う時には必ず起こること。
それをきちんと踏まえての援助が、復興のための支援のはずだ。

しかし、ハリバートンは、ガソリンなどを積み、走る車の運転手として
数百人(もっと多いかも)をアメリカで雇用し、イラクに送り込んでいる。
危険地帯イラクでの燃料輸送。それも、アメリカ企業&アメリカ人運転手。
危険の何重奏にもなる、そんな仕事に、応募する人が殺到しているという。
それは給料がいいから。一年間で、日本円にしておよそ1000万。
これだけ稼げる仕事は、ちょっと転がっていない。
だから、危険を承知でアメリカからイラクへと出稼ぎに行く。
そして、武装組織にねらわれる・・・。
なんとも、つらく、痛ましいサイクルだ。


どうする?「どうすりゃええんかね?」


先日、アメリカ人が拘束されるところを撮影した映像が流れていたが、
あの人質となった人も、ハリバートンに雇われ、イラクでトラックを
運転していた。
家業の畜産業が経営不振で倒産寸前。その上、奥さんは心臓病で入院。
手術費が必要となった。
そこで職を探していたとき、見つけたのが年収1000万の仕事。
「トラックの運転、ただしイラクにて」だ。
人質になったおじさんは、牧場などを売り払い、イラクへ渡ったという。

なんとも言いようがない。
普通の、善良なアメリカ人のおじさん。
今、無事なのだろうか?

他国に踏み込み、戦争を起こし、指導者を拘束し、政権を崩壊させ、
新たな秩序導入のため兵士を送り込み、自らの文化にはめ込もうとして
反感を買い、こんなはずじゃなかったと戸惑いつつ、反攻する市民には
容赦なく重器を向ける。

そんな敵国からやってきた、敵国トラックを運転する男。
敵意を一身に浴びていることだろう。
無事に、妻や子どもの元に戻れるだろうか?

心臓の手術を終えた妻は、ただ祈る毎日だという。


///////////////////////////////


♪今のBGM=Ten Years After 『Recorded Live』


明日から南の島へ巡業。
編集室に閉じこもるのは仕事だから仕方がないが、
南の島に行きながら、いまだ青き海、白き波に触れてないのが、
ちょっと、さびしい。

美しい景観、おいしい食べ物、そしてお酒。
でも、見つめるのは編集マンの背中越しのモニター画面、
食べるのはてんやモノ。
イヤではないが、ちょっと、さびしい。

予定は3泊4日。ホテルで何時間、横になれるかなぁ。
根を詰め、気を張り、作り、完成しても、
正味46分、サラッと流れて、はい終わり。
未来永劫、帰ってこない。
かなり、さびしい。

いかん、仕事する前に、早くもグチに傾きそう。
フロでも入ろ。

番組構成師の部屋


“ネコ助-Aoi's Room”

♪今日のBGM=Full Moon 『Full Moon』


今、ファルージャでは、いまだ一時停戦状態が続いているのだろうか?
アメリカに対し、まとまって“停戦”という状態を取り得るということは、
アメリカが呼ぶところの“テロ組織”がほんとうに組織化されていると
いうことなのだろう。

停戦状態の間にも、モスクの尖塔が爆撃されたりと、散発的な攻撃は
続いているようだ。
どこが“停戦”なのか、わからない。それだけ戦闘が激しいのだろう。

アメリカは“テロ組織”と呼ぶけれども、当初は一般市民が
銃を取っただけの普通の人たちだったに違いないし、
それは今でもきっとかわらないだろう。

昨日、イラクで人質になったフリー・ジャーナリストの方が
インタビューに答えていたが、その中に、連れて行かれた先には
普通の人たちの生活があったという表現が出てきた。
女性がミルクを振ってチーズを作っていたりとか、子どもたちが
異人である日本人を物珍しげに見にきたり。
その数は50人とも100人ともいたという。

同様の話は“テロ組織”一時拘束され、解放されたフランス人記者の
コメントともほとんど一致する。
人質になっていた日本人ジャーナリストが言っていたように、
「昼間は農夫、夜は民兵」として、アメリカに対抗しているのだろう。

アメリカの民間人が4人が殺害され、遺体が陵辱されるという出来事を発端に、
アメリカは“テロ組織”の掃討作戦をファルージャという街で始めた。
モスクを銃撃し、人々の心のよりどころを破壊。
ミサイルで、生活の場をがれきの山にした。
ファルージャの医療関係者の言葉を信ずるならば、
これまでにイラクの民間人600人以上の死亡が確認されている。
その多くは、民兵や組織化された兵隊などではなく、ごく普通の一般人。
女性も子どもも数多く含まれているという。

これがアメリカの言う“テロ組織”を“掃討”するということなのか?
アメリカに対し武器を持って反抗する組織を根絶やしにするために、
一般市民は何人までの犠牲が許されるか。
そんなシュミレーション的なことをアメリカ側はやっているはずだ。
女性・子どもを含む600人という犠牲は、アメリカの想定内なのだろう。
同時に、自軍の犠牲者も何人までならば作戦は成功だという判断基準も。

生きた人間を“掃討”する。なんと恐ろしい表現なのか。
ニュースでは、何のためらいもなくこの言葉を使用している。
ぼくらは、もう感覚がマヒしてしまっているのだろうか。


死んだマネ「死んだマネしても掃討される?」


ここにきてアメリカは「国連主導の統治に」と言い出した。
なにをいまさら、という感じは否めない。
国連の安全保障会議でも、国際会議とは思えない高圧的な態度で、
常軌を逸脱した暴走を見せた。
その結果、軍事力を発動した大きな理由だった大量破壊兵器は、
いまだ見つかっていない。それに対する明確なコメントはない。
今も、あるべき大量破壊兵器をアメリカは捜し続けているのだろうか?

アメリカのイラク侵略にしても、日本の自衛隊派遣にしても、
「大統領が、首相が、その政権を維持するために」という表現をよく聞く。
ニュースから頻繁に流れるその言葉を聞きながら、
なんとも奇妙な感じにとらわれる。

自分の政治生命をながらえるために他国に乗り込み、そこで生活を
している市民を“掃討”する。
その暴挙を、もろ手をあげて賛同する、これまた単なるいち政治家。
そんな人たちの保身のために、何百人もの人が命を落とす。
納得できようがない。

スペインは、新たな首相がイラクからの早期撤退を発表した。
アメリカは「その行動は予期していた」と余裕を示しつつ、
ブッシュさん自身はスペインを非難した。
小泉さんはいつものように、まるで他人ごとのごとく、

--各国の事情があるでしょうね。

もっと自分自身の言葉でしゃべれよ!
義務の放棄だ、アタマ来る、とかなんとか言えよ!

と怒っても、ヌカに釘って感じである。

しかし、アメリカの、あの脳みそ筋肉おじさんを冷静にさせる
妙案はないのだろうか?



困った「ない。手も足も出んですわ」


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マラドーナが薬物過剰摂取で重体だという。
まだ43歳。だが、公称165センチの身長に125キロ体重は、
あの5人抜きを決めた“神の子”の面影はない。
しかし、アルゼンチンでの人気はいまだに絶大で、重体が報じられると、
太った“神の子”を見るに忍びないとテレビの視聴率が落ちたとか。

マラドーナといい、タイソンといい、若くして世界の頂点を極めた
選手の凋落ぶりは心に痛い。
タイソンはK1参加を表明した。ファイトマネーは数十億だとか。
しかし、今やスパーリングでは相手に打ちのめされ、
途中でエスケープするありさま。
多額の借金をかかえ、婦女暴行で服役し、さらには自己破産。

マラドーナもタイソンも、運動能力がずば抜けていたのは事実だろう。
それに精神的な面が伴わなかった。体に心が追いつかなかった。

肉体的天才の悲哀を感じてしまう。



番組構成師の部屋


“ネコ助-Aoi's Room”


♪今日のBGM=Leon Russel 『Hank Wilson's Back』


昼食を終えて、四分の三ほど眠りかけた脳みそかかえてTVを見ていたら、
「雅子さまの近況報告」なるものが始まった。
そう言えば、帯状疱疹で入院してから、雅子さんのマスコミ登場が
ガクッと減っている。入院したのが昨年の12月だそうだから、
公務を休んでもう5ヵ月になろうとしている。

皇室には全然興味はないけれど、雅子さんはちょっとだけ気がかり。
お金と地位は人並み以上にあるであろうものの、れっきとした
平民の雅子さん。
なにが悲しくて名字を捨て去り、天皇家へとお輿入れしたのか?

名字もなく、両親からは「さま」付けで呼ばれ、外出もできず、
世間や皇族そして国からは「さっさとお世継ぎを産め」と
プレッシャーをかけられる、そんな世界に自ら飛び込んだ。

雅子さんがそれでなにを得て、なにを失ったのか。
皇太子と結婚していらい、ぼくはいずれ本人の口からその思いが
聞けるのではないかと期待している。
ほんとに“いずれ”だろうけど。

今、雅子さんは皇室ではなく、一般人の持つ別荘で、娘とお母さん、
それに、実家で飼っている犬と静養しているという。

--雅子様は責任感がお強い方なので、ご用邸などでは、
--公務をこなさねばという思いからはなれられないから。

皇室担当記者は、雅子さんが皇室の別荘で静養しないことを
こう言っていた。
遠回し遠回しに言わなければならないというのもつらいだろう。
皇室なんぞを担当する記者は大変だ。

その記者氏が伝えるところによると、雅子さんの現状について
宮内庁の関係者はこんな風に言っているそうだ。

--悪くはなっていないもの、
--非常によくなっているとは言えない状態。

奥歯に物がはさまるどころか、上あご下あごひっついてるような
言い回しだが、要するに「良くはない」ということなのだろう。

帯状疱疹に端を発する肉体的疲労は、少しずつとれてはいるだろう。
気がかりなのは、精神的な部分。
皇室担当記者は、はっきり言いはしないのだが、どこかニュアンス的に
“心がくにゃりとなっている”風に聞こえる。

雅子さんはうつ状態にあるなどとは、宮内庁は決して発表しないだろう。
しかし、雅子さんが「なぜ、私は雅子“さま”なの?」と思い始めたら、
その苦しみは解消のしようがない。
その疑問を抱え込んだときから、雅子さんは世界で一番不幸なお姫さまと
なってしまう。それは、嫁ぐときにわかっていたことだろうけれど。

今のぼくのように、ごろごろ寝ころび、ジャージの紐でネコ助と
遊びながらテレビを見る。そんなことさえ、できないのかも。
ダイアナさんのように、奔放に振る舞えないのが気の毒ではある。


ぐにゃん「たまにゃハネを伸ばさにゃ」



--お世継ぎ問題では、非常にお疲れになっているように
--お見受けしました。

いつもそばについて見ている皇室担当記者がはっきりこう言うのだ。
大変だなぁ。ため息、出てしまう。

ようやく産まれたのが女の子で、これまた大変。
普通の母の喜び以外に、お世継ぎを産めなかったひけ目をも
背負い込まねばならない。
皇室典範は、皇位継承を「男系の男子」に限り、女性皇族の即位を
認めていない。今のままでは、愛子さんは天皇にはなれないのだ。
ために皇室典範を改訂し、女性でも天皇の座を継げるようにしよう
という動きもある。
それも、雅子さんにとっては苦しく、うっとうしいだけのことだろう。

大した問題じゃない。
ぼくは天皇制には反対だけど、最近は日本国民の大半が象徴天皇制を
良しとしているようだし。
女性の天皇でも、なんの問題もないのだけれど。


とにかく、体調を整え、心をゆるやかにして、元気になって欲しい。
娘の愛子さん(「敬宮(としのみや)愛子」というのが正式なお名前だそう。
ついでに、「愛子」という名の出典は『孟子』だとか。初めて知った)
にとっては、平凡な、でもたったひとりのお母さんなのだから。


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ところで、この皇室担当記者氏、聞き捨てならないことをサラリと言った。

--退院された翌日は雅子様のお誕生日だったのですが、
--その時、皇太子様と愛子様と共にお元気な姿を見せられた雅子様。
--この映像は、別の日に撮影されたものなんですね。

ん? にゃにっ?
虚偽の放送でしたよって言ってるわけね。
それって、報道機関として、してはいけないことじゃないの?

 昨年の12月。退院直後の誕生日。
 元気な姿を見せる雅子さん。

この映像を見て「あぁ、お元気でよかった」と胸をなでおろした人も
多かろうに、実はウソッコ映像でしたよって言うのかい?

 解放された元気な人質の姿。
 実は、イラクに入る前に日本で撮影されたものでした。

そんな報道って、ありなの?
皇室関係だから、許されるのか?

またまたテレビが信じられなくなってきた。




番組構成師の部屋


“ネコ助-Aoi's Room”

♪今日のBGM=Gary Moore 『Blues Alive』


日本人の人質は、ひとまず皆、解放された。
先に人質となった3人は、羽田空港に着いたという。

これから先、彼らはテレビはじめマスコミを通じ、
世の眼にどのように注目されるのか。
さらには、どのように非難されるのか。

考えると憂鬱になる。

ニュースその他に登場する知識人や一般の人たちの言葉は、
「迷惑をかけたから、謝れ」という、分かりやすい論調が多い。
どうも、的はずれのような気がする。
彼らが人質になったことは、誰にとって「迷惑」なのだろうか?
ぼくら、一般の国民なのか?

心配はしたけれど、それは決して「迷惑」ではない。
今、この時期に、苦難の中にある人の役に立ちたいと旅立った人、
争いの真実を自分自身の目で見つめようと行動に移した人、
そんな人たちがいることを、ぼくは嬉しく思ったし、
ぼくらを最小構成単位とする日本という国の現在と未来にも、
もしかしたらまだまだ希望を持てるのじゃないかと感じもした。

「迷惑」ではなく、少し大げさに言えば「啓発」に近い。


--救出に20億もの金を使った。それはすべて税金だ。

そう言う人がいる。
確かに税金、その通り。ぼくの納めた税金も、なにがしかの額が
使われたことになる、計算上は。
それを“惜しい”とは、ぼくはまったく思わないし、
救出の役に立ったのなら納税者として嬉しいことだ。
自衛隊の派遣に使われたと考えるよりは、精神的にもずっといい。

ご意見「そやそや」


この出来事を機に、渡航禁止を法制化しようという動きがある。
拘束力のある法律で自己責任を明確にするという。
そうした方向へ向かう思考のベクトルが、どうにもよくわからない。

ある国が紛争状態になり、渡航禁止が出される。
その国へ取材に行くマスコミは、政府の許可を得なければいけない。
そういうことなのか?
個人ではダメで、組織だったら許そうというのか?
わからない。

紛争地域で取材をするマスコミは大変だ。派遣されたスタッフは、
危険に身をさらしつつ、現地の出来事を伝えようと努力する。
しかし、それだけでは見えない、知り得ない事実がある。
それをこつこつと拾いあげ、知らせてくれる人たちがいて初めて、
ぼくらは現地の真の姿をおぼろげながらも思い描くことができる。

政府のお墨付きをもらった一部の人間だけが流す情報だけで、
「事実はこうだ、これを信じろ」と言われても、無理な話だ。

人質になった人や家族に対して「自業自得だ」と非難する人たちが
多いという。なんとも、情けない。彼らを「自業自得」と言い切れるのは、
自らを自業自得な状態にしうる人くらいのもの。
そう言う人たちにとって大事なのは、人間がやろうとすること、
そのことそのものの意味ではなく、世間体や秩序なのだろう。

--危険を冒して良い目的に行動した日本人がいたことを嬉しく思う。

3人が解放されたあと、アメリカのパウエル国務長官はこう語ったという。
日本国民に対するリップサービスもあるだろう。
しかし、見事な言葉だ。

この言葉を日本の首相が吐いたならば、ぼくは彼を見直したろうに。


//////////////////////////////////


新聞や通信社などの世論調査で、
自衛隊の派遣に賛成、または、派遣を続けることに賛成という人が
50パーセントをこえた。
朝日新聞の調査では、自衛隊撤退の方針を示さなかった政府の姿勢を
正しいとする人が73パーセントにのぼっている。

こうして、一瞬一瞬の出来事を積み上げ、事実がなし崩し的に
真実とされていってしまうのだろうか。

人質解放に影響力を及ぼしたというスンニ派の宗教指導者が
インタビューでこう語っていた。

--日本は自衛隊をイラクへ派遣してはいけないのです。
--それは、憲法に違反しています。

小泉さんの言葉より、この言葉にうなずいてしまうぼくは、
“日本人として許されざるべき”存在なのだろうか?

でも、この宗教指導者のおっしゃること、正しいと思うなぁ。



番組構成師の部屋


“ネコ助-Aoi's Room”←久しぶりに写真2枚、追加。

なんか知らんが、いきなりメチャ忙しくなったっ!

・・・・・・・・・・なぁんて、元からスケジュールは決まっとる。

どうしてケツに火がつき、燃えて焦げ出すまで仕事をしないんだろ。

同じことの繰り返しだわぁ。

と言って、どうなるワケじゃなし。

まずは、あしたに間に合うかっ!

さぁ、机につくところから始めよう!・・・・だいじゃぶか???


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だいじゃぶじゃなかったぁ、やっぱし。

しかし、“今日”は夜中の0時まであるぞぉ!

と、自らを慰めねばいられないのであった。


♪今日のBGM=Led Zeppelin 『How The West Was Won』


健康診断を受ける。
ほぼ年に一度の定期検診。定期といっても、けじめつかないフリーの身。
毎年同じ時期に受けられるとは限らない。前回受けたのは、もうおととしだ。

人生の半分以上が過ぎ去った今、ちょくちょく調子の悪いところが顔を出す。
ぼくは同じ年代の働き手と比べれば、軽い気持ちで病院へ行く方だろう。
病院へ行き、イスに座って診察を待つ患者さんたちの様子を見るのが好きなのだ。

別にヘンタイなのではない。
例えば、大きな紙袋を足元に置いた初老の夫婦。おじさんの表情は暗い。
荷物を見て、あぁ、入院なんだな、と思う。
看護婦さんが、おじさんの名前を呼ぶ。びくっとして立ち上がるおじさん。
看護婦さんが近寄り、

--今日から入院ですよね。じゃ、ご案内しますから、こちらへ。

看護婦さんは、きびきびさっさと歩き出す。
おじさんはよろよろついていき、おばさんが大きな紙袋をさげて歩いてく。
だんなさんの入院に、奥さんがついてきたんだ、きっと。

よく思う。逆の場合は、どうなんだろう?
奥さんが入院するとき、だんなさんは会社を休んで付き添うのか?
ぼくは今まで、だんな付き添い入院風景を見たことはない。
奥さんらしき女性が、ひとりで入院手続きをしているところを見たことがある。
奥さんだとわかったのは、看護婦さんが「あれ? ご主人は?」と尋ねたから。
奥さんは「いえ、仕事で」と軽く答えると、てきぱき手続きをして、
看護婦さんと共にあっさり病棟へと消えていった。

女性は、強いな・・。そう思った。

男は結局のところ情けないから、コワくてひとりで入院なぞできないのだ。
ぼくもいつか入院するようなことになったら、カミさんについて
来てもらうことだろう。
しかし、逆の場合でも、きっとぼくは付き添いでついていく。
ひとりで家にいる方のもコワいから。

そんなことを考えつつ、始まった健康診断、まずは体重測定から。
ぼくは学生時代から太れず、常に60キロそこそこ。
太っても65キロ以上になったことはなかった。

それが、20年程前、1日3箱吸っていたタバコをやめたら、
毎月、着実に1キロずつ増えていった。ちなみに吸っていたのは、
当時、労働者タバコとさげすまれていた(?)ハイライト。
今もあるのだろうか?

ぼくは太るのが嬉しくて、ヒマがあれば体重計に乗った。
ついに65キロを超えたとき、やった!と思った。
ところが、ひと月1キロ増のペースは衰えない。
70キロを超えたとき、いつ止まるのかな?と少し不安に。
75キロを超えたとき、ちょっとまずいんじゃないだろうかと不安も増し、
ついに80キロの大台に乗った時には、これは絶対にヤバいと思った。

今回は、78キロ。

--あと、3キロ、やせたいですね。

と、先生。はい、ぼくもやせたいです。

なんや?「あては3キロちょっとよん」


肺のレントゲンのあとは、胃透視。
胃弱だったぼくは、子どもの頃からバリウムに慣れていて、
今やバリウム飲みのベテラン、ごくごくいくらでも飲める。
威張れるようなことではないが。

しかし、昔のバリウムはまずかった。
まるで壁土をドロンとさせたような味。壁土、飲んだことはないけれど。
最近は、ストロベリーなんぞの味がして、結構いける。

肺も胃も、肝臓その他のエコー診断も、別に大した異常は認められず。
前回は胃にちょっとカゲがあり、胃カメラをすすめられ飲んだ。
今回はそれもナシ。よかった。

診断が終わり、街を歩いていると、おなかがゴロゴロゴロゴロ。
ホテルのトイレへ駆け込む。と、さっそく白いモノが・・・。

バリウムを飲むとなかなかお通じがない人もいる。
しかし、バリウムベテランのぼくは、放っておいてもきちんと出る。
なのに今日はぼんやりしてて、看護婦さんがすすめるままに
下剤を2錠も飲んだのだった。
その兆候が、飲んで10分足らずであらわれた。
なんとも素晴らしい効き目なり。
おかげで、トイレのはしごをするハメに。

トイレに座って考える。
どうしてウ○チは、疎まれるんだろう。入り口から出口まで、
1メートルと進まないうちに、当初は歓迎されていたモノが
下水に流されるまでになる。
下から出るからまずいのかな? オナラとゲップは、まったく同じモノだとか。
どちらも下品には違いないけど、オナラの方を我慢する人の方が
多いだろう。特に女性には。

オゾンホールが問題になって久しいけれど、オゾン層を破壊する
一番の要因は、世界中に放牧されている牛のゲップだそうだ。
地球から牛を抹殺すれば、オゾン層は守られる!!!
と、力説する人を見たことがある。ちょっと妙なご意見だと思うけど。

しかし、ぼくのおなか、どうにかならんか。
郵便局に行っては、トイレ。
銀行に行っては、トイレ。
図書館で本を探してては、トイレ。
う~む、落ち着かん。

どアップ「トイレ、貸そか?」


検査のために前日の9時からは飲まず食わず。
ハラは減れども、食べている間、じっと座っている自信がない。
すきっ腹。なのに唯一口にしたバリウムさんは、もう用済みと
さっさと出て行く。

あぁ、目が回る・・・・。


////////////////////////////////


そう出たか!、てな感じの「自己責任論」。

3人の人質を解放するために、政府は¥2,000,000,000(ちなみに20億円)使ったとか。
それを全額または一部、人質となった皆さんに負担していただこうという向きもあるとか。

あほくさ。

「イラクに留まりたい」「人道支援を続けたい」
3人が話したその言葉を聞いた小泉さんは、テレビ画面で見てもわかる
不快感を示した。

--そんなこと、言いますかねぇ。

だと。あほ。

--厳しい体験、辛かったろうに、よくぞそう言った!

くらい言わんかな。あんた(&ぼくら)のかわりに、3人は身を挺して
(挺身という言葉はイヤだが)イラクの人と共に歩もうと戦火の中へ出かけたんやで。

自らを守る意識に欠けていたということ、家族・友人・知人・恋人その他、
数多くの人々に心配をかけたということ、そんな部分では責められても
むべなるかなではある。

しかし、ここぞとばかりに退避勧告を拘束力のある法律と化そうというのは、
あまりにあまりな、露骨なやり方じゃないか? 鼻白む。
渡航禁止命令は憲法上可能だという議員も登場した。

3人を人身御供に、クニをぼくらの“あるじ”にもってこようとする人々。
困ったことに、その人々の言葉の耳障りの良さに同調する人の
これまた多いこと。

--まずは、謝るべきではないか。

--自己責任をとれない人間に他国の支援ができるのか。

等々等々、エトセトラ。

--家族はまず『迷惑をかけて申し訳なかった』と言うべきで、
--自衛隊撤退が先に来るのはどうか。

防災担当大臣の言。大人の発言。耳障りはいい。
「その通り!」と快哉を叫ぶ人もいるだろう。

でも、おかしくはないか?
自衛隊が派遣されたのが、彼らの自由が奪われた、まずは最も身近な
原因だ。それはもう論議の外なのか?

ある出来事が起こる、その根っこにある原因の原因を追わないで、
いかにも冷静な人間然としてその場を丸め込む言を発する。
そんな言葉に、なぜかぼくらは弱い。

為政者は、ぼくらの“そこ”を突いてくる。
権力は“ここ!”という時を逃さない。
あぶない、あぶない。人の良さは、この際、捨てなければ。

しかし、さすがだったのは、官房長官・福田さんの言葉。

--憲法に海外渡航の自由が保障されている。
--その前提のうえに、いろいろな観点から考えてもいいが、
--慎重に考えるべきだと思う。

さすが、アタマがいい。
先のことを考えながら、今はお茶を濁しておこうという寸法か。

--想定される危険から身を守る能力をもった組織は
--現在の日本国では自衛隊のほかない、ということで
--自衛隊が行っている。
--(イラク支援活動は)いまは自衛隊でなければできない。

防衛庁長官の石破さんのお言葉。
たいしたもんである。
自衛隊でしか支援活動はできんと言い切るところなぞ、大向こうから
かけ声が飛びそうである。

では、しっかり、見させていただきましょう。自衛隊による支援活動。

でも、いつでも逃げ帰ってきてくださいね、自衛官の皆さん。
今、命を落としたら、21世紀最初の殉職者として、
靖国神社に奉られかねません。
子々孫々、自由にお墓の掃除もできなくなりますよ。


番組構成師の部屋


“ネコ助-Aoi's Room”

3人が解放されたのもつかの間、ジャーナリストがふたり、拘束された。
これからこうした出来事が続いていくんだろうか。

日記を読んだという方から、直接メールをいただいた。
「イラクへの自衛隊派遣には疑問があるが、
 今回の事件における政府の対応は支持する」
という立場の方。

どのような考えであれ、自分自身で導き出した考えを持つことが
一番大切だとぼくは思うので、この方の考えも同調できない部分は
あるが尊重したい。
ただ、いただいたメールの中で、一点、気にかかる表現があったので、
ちょっと引用させていただく。

--Izumatsuさんは自衛隊が撤退すれば
--人質は必ず開放されると言う保証があるのですか。

ぼくのように「人質解放のためにも、自衛隊は撤退すべきだ」と
思っている人間に対して、そう思わない方がほぼ確実に使う表現。
仮定の話をするときりがないが、例えば、この問いに対するぼくの
答えは決まっている。

--保証はありません。
--でも、主張しないと、事実がなし崩し的に真実とされてしまいます。

要は、日本という国は、構成最小単位であるヒトを大事にするのか、
ヒトが集まってできているクニという組織を第一に考えているか、
ということが問題なのだ。

ぼくは、ヒトの命を守るために投げ出さないで、なんのためのクニか、と
思うのだけど、クニを第一に考える人たちにとっては、上記のような反応を
素直にしてくれるというのは、非常に非常にありがたい存在なのだ。

今回の、「自衛隊は撤退しない」と即答した政府の姿勢を評価することは、
自衛隊派兵そのものを評価するということと同等に扱われるだろう、
政府によって。

ぼくにメールをくれた方は、自衛隊派遣を疑問に思われている。
同時に、「それと人質事件を絡めるのは論点が違う」と言われる。
確かに論点は違うかもしれない。
だが、為政者にとっては“自衛隊を肯定する”という意味において同じなのだ。

先日、NHKのニュースで、人質が解放されたという確証もないまま、
今回の政府のとった措置、「自衛隊は撤退しない」という姿勢を
即座に打ち出したことを高く評価する、という旨のことを某研究者が言った。
ぼくにメールをくれた方は、このニュースを評価されているようだが、
ぼくはそうは思わない。
メディアが決してやってはいけない“すべてが丸くおさまったと仮定して”
結論を導き出すことを、この日のNHKニュースはやったのだ。

ぼくにメールをくれた方は、「テロに屈すると日本はビデオ映像と
犯行声明だけでどんな要求でも可能だと思われる」とも書かれている。

--いいじゃないですか、そう思われたって。

というのがぼくの意見。
命を助けるためなら金がかかろうが、クニが物笑いになろうが、
情けないほど安全と平和に敏感なヒトビトの住む国日本。
それがぼくの思うところのクニ。

どこでなにがあろうと、決してヒトの命は奪わないし、落とさせない。
愚直なほどに武器はとらない、力で反攻はしない、やられるがまま。
しかし、決してひるまない。
力ずくでやられても、平和という理想に向けて、半歩ずつでも歩んでいく。
それがぼくの思うところの、ヒトビト個人が集まり住んでいるクニ。

3人の人質は、無事に解放された。
解放された一番の理由は、3人がイラクの人たちと共に歩み、
歩もうと志している人たちだったから。
小泉さんが「自衛隊撤退は考えてません」と即決即答したからではない。

一方で、イタリア人の人質は殺害された。
誘拐犯は、イラクからのイタリア軍撤退を要求していたという。
殺害された人は、イタリア軍関係の仕事に従事しているという情報がある。

仮定の話をしても、なんのプラスにもならないけれど、
ぼくにメールをくれた方は、ぼくのこの疑問に答えてくれるだろうか。

--自衛隊を撤退させなかったため、3人が殺害されていたら、
--あなたは遺族に「国益のため仕方がなかった」と言えますか?


///////////////////////////


多くの反対を押し切って、自衛隊をイラクに派遣した。
その主体は、代表:小泉首相だが、その基盤は、ぼくら有権者。
国として派遣した以上、「私は反対でした」と言ってはいても、
国民の総意ととられて当然だ。
だから、だからこそ、どのようなことが起ころうとも、
「自衛隊を紛争地帯へ派遣することには反対だ」ということは
言い続けなければならない。

自衛隊が派遣・活動を許されているのは「非戦闘地域」に限ってのはず。
政府は、サマーワは「非戦闘地域」だと強弁し、派遣に踏み切った。
しかし、自衛隊を狙った迫撃砲攻撃が行なわれた今、
「サマーワは、戦いの場ではありません」とは言い切れまい。
実際、自衛隊は宿営地へ避難しており、宿営地外での活動をとりやめている。
つまり、自衛隊は日本を出発した時に担った任務を果たしてはいないのだ。
この状態で“人道支援”ができるのか?

それよりも何よりも、現在の状況下で自衛隊を駐屯させ続けることは、
イラク特別措置法においても違反のはずである。
テロに屈すな云々と言うその前に、現在の自衛隊の存在位置は、
政府自ら強行採決した法律に抵触している。

自衛隊は撤退すべき。少なくとも、クウェートなりに退避すべきだろう。
それが、強行採決したイラク特別措置法に政府自身が定めた“決まり”なのだ。
自ら決めたことさえも、政府は守れないのか、守ろうとしないのか。

アメリカの追随を国是としている(かのように見える)日本。
日本人も拘束の対象になって当然だ、という意識がイラクの人々の
中に広まらないことを願うばかりだ。


///////////////////////////


川口外相は、人質事件について下記のように述べた。

--今後も屈せず、毅然と対応する。

そして、こうも言った。

--イラクへの渡航はどのような目的があっても絶対控えるように
--強く勧告する。自らの安全は自ら責任を持つという自覚を持つという
--自覚を持って行動を律してほしい。

面倒なことは背負い込みたくないという思いをひしひしと感じる。
が、どのように危険でも、そこでなにが起こっているかを伝えたいと
心に誓う人は決していなくはならないだろう。
出かけていく人たちは、物見遊山、遊びに行くのではない。
ミサイル、銃弾が飛び交い、イラク人、外国人を問わず誘拐される
実情を伝える使命を感じているのだ。
そうした人たちが拘束された場合、「避難勧告、渡航自粛を出していた」
などと国は言う権利はない。
そうした人を救うのが、国の使命であり、義務であるはずだ。

日本のマスコミ、例えば民放などは、イラクから取材陣を引き上げつつある。
しかし、毎日のニュースには、イラクの街の様子や人々の姿が登場する。
それは、フリーの(映像)ジャーナリストが、危険に身をさらしながら
報道してくれているから。
彼らがいなくなると、日々のニュースは情報不足でスカスカになってしまう。

彼らが、いわば命をかけることで、ぼくらは戦地の現状、アメリカの横暴を
目にすることが出来る。

そうした人たちが、政府の言う渡航自粛に従うとどうなるか?
今でさえ、一方に偏った報道が圧倒的に多いのに、すべての報道が
その方向から出されたものに染まることは確実だ。

衛星放送局「アルジャジーラ」の存在により、イスラム側の思いに
ようやく触れることができる。それが今の日本マスコミの現状だ。
その状態にくさびを打てるのは、身を賭して現場へ飛び込むフリーの
ジャーナリストだけ。

政府が何と言おうと、志を貫いて欲しい。
国民にかける心配よりも、その行動による情報、そして信頼の方が
ずっとずっと大きいのだから。
誰かが口にすると思った。

--自衛隊派遣に反対しながら、未成年の我が子が
--紛争地帯に行くことを止められなかった母親。
--おかしいではないか。

元通産相の平沼氏の言。
オフレコでふともらしたのではない。人が集まった公演会の壇上で述べた。
人質が解放されるかされないか、そんなせっぱ詰まった状況の中、
国民の代表たる議員が公に口にすべきことだろうか?

拘束された3人が渡航自粛勧告に従わなかった旨の論調も増えている。
それを知った上で行った以上、安全確保は自己責任だと。

おかしい。
武器を使用するためではなく、苦しむ人を助けるための行動。
ぼくら日本の国民は、その行動を支持こそすれ、非難する立場にはないはずだ。
ぼくらがやるべきことを、かわりにやってくれているのだから。

3人は、確かに自分自身の決断で危険な場所へ向かった。
しかし、物見遊山に出かけたのではない。アメリカの圧倒的な
火器のに蹂躙されるイラクの人たちを微力でもいいから助けたい。
そうした止むにやまれぬ思いで出かけた。
心に疑問を抱きつつも、民間人にミサイルを撃ち込んでいる
アメリカの兵隊とは違うのだ。

3人の家族の元には、嫌がらせのメールや手紙などが増えているという。
そんな、子ブッシュさん同様、脳みそ筋肉人間の硬直化した考えなぞ
無視すればいい。

3人は、自分がすべきと信じたこと、ぼくらがやってもいいようなことを
行動にうつしたまで。その彼らの自由が拘束されている。
助かるようにと思い、動くことが、日本という国の基盤となっているぼくらの
義務であり、権利だ。

国があって、個人があるのではない。
自由な意志を持つ個人の存在があって初めて、国という組織が形成される。

無記名文書で他人を中傷誹謗することしかできない、
お上的観念を抱く脳みそ筋肉人間が日本にも多数いることは情けない。
が、そんな子ブッシュさんに追従するお小姓的なヤカラは放っておいて、
一秒でも早い解放を祈りたい。
なにがどうなっているのだろう?

一日、外出。その間、情報とは接していない。
接していない間に、なにかいい知らせがないものか。

そう期待して、家に帰る。
なにもない。
あるのは錯綜する情報ばかり。

日本からのメールその他、イラクへ向けての情報が
誘拐した人間たちにも届いた。
だからこその、解放表明だっただろうに。

テクノロジーの便利さのため、逆に後手後手に廻っている。
そんな時間が過ぎていく。

--あなたたちは、命乞いができる。
--ミサイルを浴びる私たちは、神に祈る瞬間もない。

そんな声が返ってきそうで、不安になる。

安全なところに身を置いて、弁ずることのまやかし。
そのあいまいさを振り切った3人が自由を奪われている。
耳を疑った。
夜のNHKニュース。

--日本政府の毅然とした態度はすばらしかった。
--特に、事件直後に自衛隊撤退はないという強い姿勢を打ち出し、
--その決定にブレがまったくなかったこと。
--そこが非常にすばらしい。

なんとか研究機関のテロ対策室長なる人物の言。

信じられない。

まだ、日本人3人を拘束したとするグループが、
「24時間内に解放する」という声明を、アルジャジーラを通して
公にしただけだ。
3人の解放が確認されたわけでもなければ、3人のうち、ひとりとして
元気な姿を映像としてとらえられたわけでもない。
日本政府が、3人の身柄を確保したという発表をしたわけでもない。

「3人が解放されたとして」というあまりに安易な仮定の元、
相手側が軍隊とみなしている自衛隊の撤退拒否を即座に決定した
日本政府の姿勢を絶賛する人物と、その言葉をそのまま放映したNHK。

信じられない。
これがマスコミの、ジャーナリズムのやることだろうか?

解放されたという事実は、なんら確認されてないのだ。
その時点で、国の姿勢を賛美する人物をスタジオに招き、
「どういう点が功を奏したか?」などという愚問を発したNHK。
誰もまだ帰ってきていない、姿を見せてもいない時点で行なうべき
報道なのか?

信じられない。

マスコミのすべきこと、それは事実のみを正確に報道すること。
しかし、NHKはマスコミとして、決してやってはならない仮定・推定を
前提とした安易な推論を日本全国に向けて発した。
相手側を刺激しかねない推論。
それを日本国営放送が電波に乗せた。当然、海外へも流れる。

信じられない。
報道姿勢を、報道センスを、疑う。

NHKだけではない。
TBSは、昼間、放送中の番組をいきなり中断し、
「拘束された3人は、解放された」旨の特別放送をねじ込んだ。
しかし、そのニュース・ソースは偽物だった。

TBSは、ニュース・ソースの裏をきちんととったのか?
事実の絶対的な基盤である、解放された3人の姿を映像として
入手したのか?
あいまいなままに先走った報道のみっともなさを露呈しただけだ。

ここ数日のテレビ報道のあり方を見て、改めて思う。
テレビは、ジャーナリズムたり得るのか?
誰のために、誰に向けて、報道しているのか?
確固たる姿勢は見えてこない。


NHKのニュースに登場した男性はじめ、研究機関の一部の方々に
とって、連合国の主たる構成国である日本の、その一般市民が拘束
されたという事実は、絶好の研究対象、研究資料となるだろう。
それは、自らのオフィスで、自ら納得しつつ、黙々とやればいい。
そして、見事な“テロリスト対策プログラム”を作成すればいい。

今、必要なのは、今、どうすればいいか。それだけだ。

ファルージャでは、アメリカと武装勢力とが一時の休戦に合意したという。
今、すべきことのひとつ。
それは、ファルージャにおけるアメリカ軍の、一般市民をも巻き込んだ
“掃討作戦”を諌めること。
同盟国の一員として、アメリカ軍の行き過ぎをたしなめることじゃ
ないだろうか。
あれこれアタマにきながら、ニュースを見つつ、仕事をしつつ、
あぁ、アタマがまとまらん!


「ようこそ、これで仲間入り!」とアメリカは心中快哉を叫びつつ、
「テロに屈するな!」と先達の呪文を教授する。


「テロに屈する」という意味がいまだにわからない。
昨年、12月12日、同じことを考えていた。

ひとまず、再掲示。


//////////2003.12.12の日記より////////////


リポーターが、イラクへ持っていく兵器がどんなに強力か、
を力説する。
元自衛隊の評論家が、世界の軍隊の中で最低レベルの装備だ、
と反駁する。
いろんなことを教えてくれてありがたいけど、
どっちもどっちだと思う。
確実なのは、なし崩し的に“軍隊”の地位を自衛隊は
獲得したこと。
中曽根さんは、ことのほかお喜びに違いない。

ずいぶん多くのフリー・ジャーナリストがイラクから
帰国したみたい。
どのチャンネルを見ても、彼らが出演。
自ら撮影してきた写真や映像を見ながら、コメントをしている。
その報告に共通しているのは、兵器を持っていったら軍隊だ、
ということ。
わかりやすい。

--自国を守るために遙か日本からやって来ました、
--私、「自衛隊」と申します。

イラクの街頭で、迷彩服にヘルメット、肩から小銃さげながら、
イラクの人にそう言って、
「はい、了解」って答えが返ってくるかしらん?

あり得ない。    「じゃぁ、丸腰で行けって言うのか?!」

すぐ極論に走るヒトがいる。議論にならん。
行かせること自体、間違っている。
アメ公の押しつけだろうが、サヨク的だろうが、
国として憲法を掲げている限り、その主張するところに
従わなければならない。
そこには、こう書いてある。

  国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
  国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

わかりやすい。

  日本は国として“戦争と武力は永久に放棄”した。

読んで字のごとし。
他に、いったい、どう読める?
これを変えたい向きもあるだろう。それは個人の主義主張。
そういう声を結集し、広め、世論として盛り上げていけばいい。
しかし、今は、この約束がある。
日本という国が、世界に向かって宣言した約束。

その約束を守らない。
もう、民主主義の国でござい、とはとても言えない。
ぼくらは、国としてウソをついてしまった。
そのツケは、きっと大きい。

「テロに屈するな」

そんな言葉が乱れ飛ぶ。   わからん。
「テロに屈する」って、どういうことなのだろう?
テロってなんだか、まずもってよくわからない。

  政治的目的のために暴力を行使したり、
  それによって威嚇したりする
  手法を、テロリズムという。
  [Encarta(R) Encyclopedia 2001]

なるほど・・・。
じゃ、9.11のあと、アルカイダ掃討を掲げたアフガニスタン
空爆を行わず、静かにゆるやかに象の如く歩いていたら、
今ごろアメリカはイスラムの教えを法律とする国家になっていた・・・・。
それが“テロに屈した姿”なのかな?
なんか、へん。  違うと思う。
アメリカが非暴力政策を選択していたら、
貿易も含めた報復措置をとらなかったら、
今のようにこじれねじれた世界にはなっていない気がする。

「なぜ、自分たちはこれほど嫌われるのか?」

9.11のあと、自らにそう問い直す人たちもアメリカには
多かったと聞く。
しかし、それは国の姿勢とはならなかった。
大半の国民がブッシュさんを支持し、アフガニスタンへの攻撃に
快哉を叫んだ。
それが、テロに対して出した、アメリカの人たちの回答だった。
ひとりひとりの思いが重なり合って、国の行動となる。
ひとりひとりがいるから、国がある。決して、その逆じゃない。


/////////////////////////////////////////////////////


この日記を書いた時から、気持ちも気分も変わらない。

ぼくらは国としてウソをついている。

首相自ら「軍隊ですっ!」と明言している“自衛隊”を紛争地域へ派兵し、
その余波で同じ国民の命を今、危うくしている。

その責任は、為政者を選択したぼくたちにある。
今週はじめに背負い込んだカゼ。
治りかけてきた昨日、打ち合わせがあったので電車に乗って都会へ出かけたら、
ちょっとぶり返し気味。
でも、熱も下がったし、今日は、敷きっぱなしだったフトンもあげた。
板張りの部屋で机に向かうのはちょっと冷えるので、コタツ猫を決め込む。

しかししかし、気が滅入るニュースばかり。
イラクで拘束された3人の無事を願わずにはいられない。

ワイドショーでは、政府の渡航自粛勧告が出ているのに民間人が
何をのこのこ行っとるのか!と言わんばかりのコメントを吐く評論家。
おっしゃることは、理解はできる。
しかし、惨劇の事実を知りたい、何かをしたいという心の動きを
止められるのか。
一方に偏りがちな報道の裏を見たい、伝えたいという熱意を
さえぎることができるのか。

そうした意識を持ち、行動力のある人たちがいなければ、
ぼくらはコタツ猫のまま、世間の真実を何も知らずにのほほんと
時を過ごしてしまうだろう。

治安というものがないと言えるほどの状態の中へ飛び込んでいく軽率に、
一片の非はあるかもしれない。
そこでUターンする勇気を持つべきだったと言うこともできる。
しかし、拘束されている3人は、コタツ猫と化しているぼくの
身代わりであることも事実だ。

滅入る。

モスクへの攻撃。それが最後の歯止めをはずした。
理性の堤防は決壊した。憎悪が奔流のように人々を飲み込んでいく。
その流れから、ぼくも逃れることはできない。

ぼくらの総意として、自衛隊は派遣された。
ぼくらの総代表の小泉さんは、とっくの昔に「自衛隊は軍隊」だと明言している。

首相が軍隊だと認識している組織。
その組織が迷彩色の制服に身を包み、銃器を手にしつつ、
「人道支援にやってきました」と言う矛盾。

その矛盾を許しているのも、ぼくらだ。

滅入る。


さて・・・「さて、と・・」

お祈り「祈りの鐘・・」


今、この時点までで、ファルージャでは240人以上のイラク人が死亡した。
アメリカがモスクを攻撃した街。衛星テレビ局アルジャジーラの映像は、
地上の建物へ向けてミサイルを発射するアメリカ軍のヘリコプターを映し出す。
黒煙を背景に、ファルージャの市民が叫ぶ。

--この街は、モスクの多い尊い街。美しく、平和な街だった。
--それを破壊するのが、アメリカの言う民主主義なのか?!

わからない。
アメリカは、なぜ、モスクの攻撃に踏み切ったのか?

自称無心論者のぼくらの想像が及ばないほどに、宗教・信仰は
イラクの人たちの生活に、社会に、まるで毛細血管の先の先まで
血液が流れているように、浸透しているに違いない。
まず、信仰ありき。それが、宗教を信ずる人の心根。
それは、キリスト教でも同じだろうに。

アメリカ軍は、攻撃したのはテロリストが隠れている(とアメリカ軍が探知した)
モスクの中庭と壁とで、ドームなどモスクそのものに損傷はないと発表した。

あほか!

この、イスラム教徒が聞けば激怒するような、間の抜けた発表を
あえてせざるを得ない状況に自らを追い込んだアメリカ軍。
ドームという建造物の破壊が問題ではないのはわかっているのだ。
しかし、自らの攻撃を正当化するには、こう言うしかない。

--攻撃対象は、モスクに立てこもるテロリストなのだ。モスクではない。

ミサイルが打ち込まれる街で、心のよりどころとしているモスクの
内と外で銃撃戦が繰り広げられている。
そのただ中にいるファルージャの市民に、アメリカ軍のこの説明、
「狙いはモスクじゃない」は、いったいどう聞こえるだろう?

キリスト教会とその周辺に異教徒がミサイルを打ち込んだ時、
キリスト教徒はどう感じるのか?
その目的が正当であれば、心のよりどころを銃器の対象とされてもかまわない。
そう、心の底から言えるのか?

この単純な疑問への納得いく答えを聞かない限り、いかな無心論者のぼくでも、
モスクにミサイルを打ち込むことを“しかたない”とすることはできない。


小泉さんは「自衛隊は撤退しない」と明言した。
撤退できまい。派遣した前後の経緯を振り返れば。
しかし、やはりぼくは思う。撤退すべきだと。

国があるからぼくらがいる、のでは決してない。
ぼくら個人が集まって、より生活がしやすいように国という組織を
便宜上、作っているにすぎない。
ぼくら個人が“主”。国は“従”なのだ。

--国際的に許されない。

--世界の物笑いとなる。

--テロリストに屈した前例を作ってしまう。

そんなことは、どうでもいい。
世界的に恥をさらし、「おく病者の日本人だ」と後ろ指をさされても、
ひとりの命を救うためには大きく軌道修正することも辞さない。

そんな国にぼくは住みたい。

やってきたカゼ(or インフルエンザ)に捕らわれてしまったよう。
病院に行って、クスリをもらってきた。

まだできてそんなにたっていない病院に、この一週間で家族全員がお世話になってしまった。

さっき、ぼくがその病院に行って、待合室に座ったら、診察室から出てきたのはぼくのお袋。お袋は、すぐ近くに住む姉の車で病院まで送ってもらっていて、姉と入れ替わりにぼくが車でやってきた。

ぼくを見つけたお袋は、看護婦さんに、

--あれは、私の息子です。すみません、息子まで世話になって。

と、余計なことを言っておる。年寄りだなぁ、やっぱ。

しかし、だるい。取材テープを見るテンポがどんどん早くなる。
ちゃんと見てないということだな。

あかん、寝よ。


♪今日のBGM=Thin Lizzy 『Live And Dangerous』

家人がダウン。きのう、熱が39度をこえた。額がメチャあぢぃ。
で、病院に連れて行く。肺炎などではないようだが、ボンと出た高熱といい、関節&筋肉痛といい、どうもインフルエンザのよう。
予防接種はしていたのだが、お医者さんによれば今季のインフルエンザ予想はハズレだそうで、別の型の患者が今の時期になってもぼつぼつとやってきているそうな。

そう言えば少し前、近くに住む小学生のおいっ子がカゼだと思って病院へ行ったら、その別型のインフルエンザとわかり、よく効く薬をもらったので早く治ったといういきさつがあった。

時期がずれているのでおいっ子からもらったわけではなかろうが、世は春四月になったのにインフルエンザとな。
あいにく家人は熱が出てしまってから病院へ行ったので、よく効く薬は効かないそう。熱が出るかな?出たかな?のタイミングで飲まないとダメだとか。特効薬というわけではないのか。
じゃ、ま、あとは飽きても飽きても寝てるしかないのだなぁ。

きのうが39度プラスα、今日の午前中が38度台の高値安定。
となると、あしたが38度から37度後半、あさってに37度前半で、平熱に戻るのは、しあさっての日曜日かな。
しめてちょうど一週間。インフルエンザの王道、まっしぐら!

なんて考えていたら、お袋もダウン。家人と同じ病院へ。
こちらは今のところインフルエンザというよりも、普通のカゼらしき。あちこち出かけた過労が原因のよう。
連日出歩けば、70台後半、バテるのは当然か。
まったく食欲がないというところ、きのう作った鶏ガラスープを強制的に飲ませ、有無を言わさずふとんへ寝かす。
おさんどんになった感じ。おさんは、有無を言わすだろうけど。

元気ばりばりなのは、ネコ助だけ。

ふ~ん「ん? どうかした?」


しかし、なんだか、あ~、なんとなく背中がぞくっとしてきたど。
こりゃ、我が身もやばいかも。
とっとと仕事にメドつけて、コタツで丸くなろ。



番組構成師の部屋


“ネコ助-Aoi's Room”

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