番組構成師 [ izumatsu ] の部屋


♪今日のBGM=Joe Sample 『Rainbow Seeker』

-------------------------------

ブッシュさんのコレクションに、フセインさんの拳銃が加わっていた。

フセインさんは昨年12月、アメリカ軍によって拘束された。
そのとき持っていた拳銃が、なぜか今、ホワイトハウスにある。
フセインさんを穴の奥から引きずり出した米兵から“プレゼント”されたという。

宿敵拘束の象徴、それがこの拳銃。

「大統領は、米軍の元大統領拘束と勇敢さを誇りに思い、
作戦に関与した部隊に代わって拳銃を受け取った」

だそうだ(ホワイトハウス報道官の言)。
ブッシュさんはこの拳銃をホワイトハウスの自分の書斎に置き、
訪れる客たちに見せていたという。

・・・・・・どうして、こういう方向に脳みそが働くのやら。

--これが、フセインがムジナみたいに穴にこもってたとき、
--後生大事にかかえていた拳銃なんですよ。

--ほぉ・・・ロシア製ですかな?

てな会話をしつつ、その拳銃をながめているのか。

この、下劣極まりない品性、どうしてもついていけない。


成果の見えない戦争。増え続ける犠牲者。
“正当な”戦争を始めた理由、大量破壊兵器さえ、まだ見つからない。

ブッシュさんは小さな拳銃に戦争の大義を見ているのだろうか。
世界で一番忙しい男“アメリカ大統領”、そのほんのわずかな
息抜きのとき。
そのくつろぎのひとときを“フセインの拳銃”と共に過ごしているのか。

目に見える、ただひとつの戦争の成果?

---------------------

新大陸で未曾有の繁栄を遂げ、世界一の大国となったアメリカ。
その始まりはイギリスから逃げてきたピューリタンたち。
ごちゃごちゃと、危ういバランスの上に暮らす雑多な人々。
そんなアメリカ人は、元をたどれば宗教難民だ。

信ずるところが時の権力に容認されず、迫害の対象となった人たちは、
自分たちの信仰に沿う生き方ができる地を求めて新大陸へ渡った。
そして、その地を自分たちの理想郷に作り上げてきた。
先住民族を排除しながら。

信仰を守るために大海を渡った祖先たち。
その心情に思いを馳せれば、異なる宗教を信ずる人たちの心も
多少は分かりそうなものなのだが・・・・・。

しょせん、無心論者が描く砂上の楼閣、実現不可能な理想かな。


「悔い改め・・・よ?」



◆PM10:05======================

今日一日、なんとなく、なにがあるでもなく、過ぎて行く。

城田じゅんじさん(元ナターシャセブン)の事件、
さっそく朝のワイドショーで取り上げられていた。

高石ともやさんがインタビューで驚いていた。
そりゃ、驚くだろう。

古い友人というなぎらけんいちさんは、
「ひとりの社会人として許せることではない」という旨のコメント。
おっしゃる通りだ。

「日本でも有数のバンジョー奏者」
そんな紹介も、もの哀しい。

アメリカに渡り、日本料理店ですしを握りつつ、音楽活動を続けていた。
本人も、マネージャーとしてサポートしていた亡くなった女性も、
そして、アメリカにいるという城田さんの奥さんと子どもたちも、
それぞれに懸命だっただろうに。

人を殺すために生きてきたわけでもなければ、
殺されるという死に方をするために生まれたわけでもない。
しかし、現実は、もう変えられない。

バンジョーが縦横無尽に活躍する『フォギー・マウンテン・ブレイクダウン』。
もう一度、ナマで聞きたい。

----------------

だがしかし、沈痛な面持ちで事件を伝えるレポーター。
と、そこでスポンサーさまのお時間が。

--続きはCMのあと。

すると、スタジオにしつらえられたセットで、お姉さんが、

--お洗濯で真っ白になると、嬉しいですよね。

などとニコニコ、満面の笑み。
で、再び事件へ戻り、“沈痛”の再開。

このひどい落差。ついて行けない。
毎日見ていると、この落差になにも感じなくなるのだろう。

ボーッと画面を見つめている間に、知らぬ間に不感症、無感動になる。
こんな番組の流れは、まずいんじゃないだろうか。

と言っても、

--続きはCMのあと!

最近、こうした“思わせぶり”な“引っ張り”の多いこと。
きっと、姑息とも思えるこんな手段でも、
視聴者を引き止めておくことができるのだろう。

ぼくは、むか、ときて、とっととチャンネルをかえてしまうのだけれど。





番組構成師の部屋


“ネコ助-Aoi's Room”

スポンサーサイト