番組構成師 [ izumatsu ] の部屋


イラクで若者が殺害されたことに関して、
小泉さんは、「政府は最善を尽くした」、そう述べた。

ほんとにそうなのか?

漏れ聞き、かいま見える情報から推察するしかないのだが、
まったくそうは見えなかった。
若者の命を救うための「懸命さ」は、まるでうかがい知れなかった。

小泉さんが言う「最善」とはなんだったのか?

ヨルダンに派遣された“外務副大臣”のおじぃさんは、
「な~んもわからん。ま、しょうがないわな」という表情で語るばかり。
外務省&政府は、アメリカ軍からもたらされた未確認情報に振り回された。

そのあいまいな情報を鵜呑みにした大新聞は号外を出し、
夕刊の一面に大見出しで「殺害」の文字を躍らせた。恥じるべき大誤報だ。

若者の死の原因を彼の行動と直結して語り、切り捨てる人も多い。
その思考は間違っている。
彼の死の責任は、イラクで戦争を起こした側にあり、そちら側にぼくらはいるのだ。

なぜ戦争になったのか? 誰が起こしたのか? なぜぼくらはそちら側に立っているのか?

それを問い返さない限り、同じ悲劇は無くなるまい。
その悲劇を犠牲者の国籍で語るのは意味がない。

アメリカがイラク攻撃に踏み切った唯一の大義「大量破壊兵器」は、いまだに見つかっていない。
もう、探してもいないのだろう。「大量破壊兵器はなかった」と結論づけられたのだから。

大義も根拠もなにもないままに、10万をこえるイラクの人々は命を奪われたのか?
その非道をぼくらは国として一貫して支持をしてきた。

若者の死を「自業自得」と葬り去ることは、
今や単なる無差別殺戮と化した“ブッシュの戦争”に心を捧げることになる。

それだけはイヤだ。

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