番組構成師 [ izumatsu ] の部屋





*ロケ8日目 10月18日(月)


朝6時。仕事に出る前に、小一時間ほど近くを散歩。



海までは歩いて3分。



南半球のニューカレドニアは、ようやく初夏。まだまだ海の水は冷たい。その海で泳いでいるおばぁさんたち数人。健康のため、毎日泳いでいるのだそう。冷水摩擦みたいなものか。しかし、この冷たさは心臓に悪そうだけど。

朝の砂浜。まだ、人の足跡は少ない。観光客相手のカヌー屋が、店の準備を始めていた。



振り向くと、ぼくの足跡。




カニの穴。かなり大きい。



朝7時に近くなると車が増えてきた。その多くが子どもを乗せている。学校まで送って行くのだ。そうか、学校は7時から始まるんだっけ。

コーディネイターのY氏によると、昼食を自宅でとらせる家庭も多く、そうした家庭は朝1回、昼2回、そして放課後に1回と、一日に4回、子どもを送り迎えするのだそうな。ニューカレドニアで親をやるのは大変かもしれない。

朝早くから動き出し、昼食はゆったりととり、夜は早めに休む。う~ん、なんと健康的なのだ。

実際、夜も9時くらいになると、街中もほとんど人が歩いていない。夜が夜らしく、暗くなるのが妙に新鮮だ。まず、飲み屋街が見当たらない。多分、呑み助が集まる店などはあるのだろうけど、中心都市のヌーメアも人口は8万に満たない。ぼくが住む町と同じ程度の中都市。観光都市とも言い切れないし、歓楽街ができるほどの経済基盤はないのかも。



有料トイレ。注意書きには日本語も。




ヌーメア市のマーク。愛らしい。






この日は一日、ヌーメア市を中心に、あれやこれやと雑感を撮影。まずは、ヘリコプターでニューカレドニアの海を激撮! だが、ヘリは4人乗り。ぼくは留守番。乗ったことのないぼくは、ホッとしたような、残念なような・・・・・・。

乗り込むスタッフ。

ヘリにドアなし。恐そう。

ふわっと浮くと・・・・。

あっと言う間に飛び去った。

カメラマンのH君は、ヘリコプターでの撮影は初めて。ニューカレドニアで初ヘリとは、かなりラッキーといえるかもしれない。しかし、自分が撮影した空撮映像をプレビューしていたH君。ため息つきながら、

--見直すと、ああすればよかった、こうすればよかったと思うばっかり・・・・・・・。あ~あぁ。

そうそう。ぼくも満足できた番組なんてないっすよ。オンエア見ると反省しきりですもんね。その繰り返しでございます。




ヌーメア市を一望できる高台に。

あまりに快晴、あまりに明るく、目が痛くなる。じりじりと肌の焦げる音がする感じ。日本の3倍(7倍という説も)という紫外線の量が実感できる。ハードな日焼け止めを持ってきていてよかった。



青空バックに電波塔。




ロケ車変更。でも一日だけ。



眼下には、ニューカレドニアの経済を支える巨大なニッケル工場が。島の各地にある鉱山から集められた原石が精製され、母国フランスや日本に向けて積み出されて行く。澄んだ空と青い海に囲まれた、赤銅色の工場。奇妙なコントラスト。



埋立地にニッケル工場。




近くから見ると一段と大きい。




きれい。でも何の花?







この日でロケは終了。歩き回れるように持参した靴は汚れきってしまった。ここでお別れすることに。よくがんばってくれました。



犬にかじられ、破れた靴。




移動用の靴に履き替え。




ニューカレドニア、最後の夕焼けだ。







*ロケ9日目 10月19日(火)


昼の便でニューカレドニアにお別れ。トンツータ国際空港は、観光客の数も少なく、静かで穏やか。平日のせいか、日本人の新婚さんたちの姿もほとんど見えない。



ガラ~ンとした国際空港。




飛行機もガラガラ。



行きは新婚さんたちでぎっしり満席だったのに・・・・・あまりの客の少なさにびっくり。

--ニューカレドニアは、日本以外では特に観光地じゃないんですよ。

コーディネイターY氏の言葉が頭に浮かぶ。

ぼくらが乗る便は、ニューカレドニアから成田を経由してパリまで行く。成田までおよそ8時間。成田からパリまではおよそ14時間。成田で乗客の乗り降りがあるから、全行程およそ24時間、丸々一日がかりの大旅行。ニューカレドニアはフランス領だから、この便は長い長い国内線ということになる。




成田に着き、預けていた荷物がぞろぞろ出てくるところへ行くと、
ホワイトボードにぼくの名前が大書してあって、航空会社のカウンターに顔を出せという。

なんじゃらほい?と行ってみると、

--お預かりしたお客様の旅行バックがシドニーに行ってしまいまして・・・・。

は? あんなに客が少なかったのに?
同じ時間帯に出た便は、ぼくらが乗った成田→パリ便とオーストラリアのシドニー行きの2便のみ。そして、どちらの便も乗客はまばら。なのに、ぼくの旅行カバンはシドニーに行ってしまった。

カウンターのお姉さんの、あまりに淡々とした態度から察するに、結構よくあることのようだ。それだけ、のんびりとしているということか。


9泊10日のニューカレドニア・ロケ、カバンは後送となるも、無事終了。

あとは番組に仕上げるだけ。がんばろ。




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