番組構成師 [ izumatsu ] の部屋


300年ぶりとも言われる大きな地震から5日目。ぼくが住む近辺は体に感じる余震も減り、すっかり落ち着きを取り戻した。しかし、被害の多い地域には、復旧もままならない場所がある。

テレビをON。午後8時台というテレビ局にとっては稼ぎどきの時間帯。民放各局がキー局制作の人気番組を流すなか、NHKは縮小した画面の右側に「地震情報」の文字を置き、上に地震関係の情報を表示し続けている。

流される情報も、被害状況が主だった地震から2、3日目とは違い、「なにをどうすればいいのか?」「これからどうしようか?」と思い始める被災者に役立つ内容にかわってきている。


「地震のゴミは『震災ゴミ』と袋に書いて、燃えない『震災ゴミ』は不燃物の日に」

「中小企業支援の相談窓口/福岡市が開設 融資などの受付は○○、××」

「福岡県弁護士会は電話での相談窓口を開設 問い合わせは○○(無料)」

「福岡市/仮設住宅建設予定は2カ所」

「福岡市/自主避難している人は1075人」

「避難所問い合わせ/福岡市の各区役所総務課(各電話番号)」

「子どもの心のケアに関する相談窓口 (各電話番号)」

まだまだ多くの情報が、右から左へと流れていく。自宅で、避難場所で、この情報を見つめている人たちは数多くいるに違いない。この画面が唯一の情報源の人たちもいることだろう。

「受信料で成り立っている」と公言している国営放送としてのNHKがこうした編成をすることは当然だ。しかし、民放他局も同様な配慮をして欲しい。こうしたきめ細かい情報を提供することこそ、ローカル局に求められていることだと思うのだけれど。


大きな災害も日々の出来事にかき消されていく。今回の震災がなければ、ぼくは、例えば新潟の大地震などをもう思い出すことなく、忘れていただろう。


「玄界小中学校 避難所近くの学校で終業式」

「銭湯無料券/避難所の市民に配布」

こうしたホッとできる情報に並び、こんな情報も。

「被害者装う振り込め詐欺、空き巣にご注意」

他人の不幸につけ込む、卑劣なヤカラはやはり居るのだ。悲しくなるね。


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