番組構成師 [ izumatsu ] の部屋


仕事先から取材テープをダビングしたVHSテープが3本、送ってきた。

取材テープにはできるだけ目を通しておきたいので、通える局には通うし、それができない場合はお手を煩わせてダビングして送ってもらってる。

「今回はたくさん回ってるんですよ、40本くらい」

ディレクター氏からそう聞いていたのでVHS3本とは少ないなぁと思いつつ、見ようとしたら画面がなぜか砂あらし。

え~、なんで~????

「???」なまま、ふとディレクター氏が添えてくれた手紙を見ると「5倍速でダビングした」とあるではないか。

5倍速のVHSビデオ・デッキ??

そんなの、あるの? 初めて聞いた。

我が家のビデオは民生用で、MAX3倍速。これが「常識」と思っていたのに、世の中はそんなに進んでしまっていたのかしら?

なんにしろ、全編砂あらしではどうにもこうにもしようがない。
スチル画像にすると、そこだけ見える。しかし、それじゃぁなぁ・・・・・。

休暇をとっていたディレクター氏の携帯に、申し訳ないけどTEL。

「全然、見れないんですけど」

「え”~っ!!」

ディレクター氏、電話の向こうで絶句。

40分×40本ということは、ダビングに1600分。ざっと26時間以上かかった苦労が水の泡となったことになる。あぁ、気の毒。しかし、どうしようもない。これを見るために「5倍速対応VHSデッキ」なるものを購入するのもなぁ。。。。

カメラがテープではなくディスク化すればHDなどへのコピーも簡単になるだろうし、それが現実のものとなるのもあまり遠くはないだろう。今でも、取材テープをまるまる全部HDへコピーして、パソコン編集をしている局もある。

しかしねぇ・・・・・。
器機の進歩って、ホントに「便利」なのかしら?


結局、5倍速で収録されたVHSテープ3本はいったんディレクター氏へ送り返し、それから3倍速へ再度落とすということに。

大変だなぁ。

申し訳ないですけど、がんばってくださいませ。



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