番組構成師 [ izumatsu ] の部屋

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朝、新聞を開いたら、懐かしい懐かしい写真が出ていた。


  →  「 ちりめんじゃこ、天日干し始まる 熊本・八代海沿岸 」 asahi.com


この八代海に面した漁港で、水俣病に関するドラマを撮った。もう、7、8年前かなぁ。

オーディションで選んだ女優の卵を主人公の女子大生とし、他のキャストは全部地元の人たち。制作は熊本の局で、クレーン・カメラを導入、福岡からスタッフを呼び寄せるほどの力の入れようだった。

どしゃ降りの雨の中、山の滝つぼにクレーンを置き、地元の女性が扮する入水シーンを撮ったりと、ディレクター氏がこだわりの人で、最初にたてたロケ・スケジュールでは撮りきれず、結局、二回に分けて撮影をした。

ドラマのロケに構成係が同行するのは珍しいけれど、当時はそれだけの予算的な余裕があったんだろう。

八代海上での撮影は、スタッフと役者だけで船に乗れる人員が目一杯。漁港に残ったぼくは、日がな海を見つめながら「みんな、船酔いしてないかなぁ・・・」などと想いつつ、スタッフが戻るのをぼんやり待っていた。

つまり、役に立ってなかったってことだな。


撮影の合間、登場人物のある漁師の人が獲ったちりめんじゃこを食べさせてもらった。ゆであがりはもちろんおいしいけれど、漁港でしか味わえないナマちりめんの味は忘れられない。

そうか、ちょうど今ごろなんだ・・・・・。

どんぶり一杯のナマちりめんにちょろと醤油をたらし、食べる。その甘み。自然の恵みが体中に広がっていく。自然はなによりも大切、それを理屈じゃなく感じさせてくれたあの味。あぁ、もう一度だけでいいから、味わいたい。


ロケから戻ったら、どんたくが始まっていた。
小雨がぱらついていたけど、博多の町はたくさんの人たちで賑わっていた。


忘れることの出来ない、ぼくのひとこま。



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