番組構成師 [ izumatsu ] の部屋


ここ一週間ほど、ほとんど出かけていない。昼下がりに車で買い物に出かけるくらい。あとは、日がなコタツを前に座り込んで、じ~っとしてる。家の窓という窓には半透明のビニールがかぶせられ、ただでさえ弱々しい冬の陽光を見事に遮断する。

昼なお暗い部屋の真ん中に沈んでいると、あぁ、海の底にいるみたい。。。

ビニールの向こう側からはズリズリズリッと聞こえ続ける音がする。今、家の壁を塗り替えている真っ最中。

学生時代。東京・山手線内側の四畳半にいたぼくに、お袋が「引っ越すよ~」と電話。「ご随意に」という息子の言葉を受けて、お袋が見知らぬ町に新たな“我が家”を見つけて30年近い月日が流れた。

その風雪を耐えていた我が家は、軒(のき)板が垂れ下がり、壁土は崩落しかけ、瓦は次の台風で確実に飛ぶという状態に。

直してやらんとしゃ~ないか。

結構、軽い気持ちで始めたのだけど、家全体に足場を架け、軒板の修理が終わったころから雨また雨の雨続き。朝、8時前。家の前までやってきた瓦屋さんが空模様をみて「きょうは止めましょ」と帰って行ったのが3回。あぁ、申しわけない、気の毒だぁ。

いざ、屋根の修理に取りかかっても雨。瓦をはがしては、雨。補強するゴムを張っては、雨。瓦代わりのゴム板の屋根に落ちる雨は、ボコボコボットリボッコン、奇妙な音をたてた。なんか、楽しい。

楽しかったのはそこまで。相も変わらず天気は悪し。い~かげんに晴れんかい! 冬の空はキーンと冷たく澄み切るもんやで!

でも、今年は全国的に暖かいそうで、秋の気候を引きずっているらしい。予定通りなら、もう壁も塗り終わり、足場がとれているハズなのに。空を見上げてため息吐息。

ぼくら家人以上に困っているのは職人さん。7時前。寝ぼけまなこをこすりながら窓の外を見たら、瓦屋の職人さんたちが車の中でマンガを読んでいるのには驚いた。工期の遅れを取り戻すべく早朝からやってきた瓦屋さんは、ぼくら寝ぼすけが目を覚ますまで待機していたのだった。さすが職人、仕事に対する熱意が違う。

でも、土曜も日曜も、緊張して早起きしてしまったわぁ。

で、三日前にようやく壁塗り開始。汚れないよう、窓枠その他、家の外回りを丁寧に包む。ラッピングされた家を見るってのは初めてだなぁ。

おとといは5人。きのうは4人。きょうは2人の職人さんがやってきて、ズ~リズリズ~リズリ、静かに壁を塗る。壁は下塗り、中塗り、仕上げと三回も塗るそうだ。ありがたや。

職人さんたちのおかげで、どうにか今年中には足場がはずれるかな。それまでは、海底に沈んでようかな。あ、冬眠しちゃえばいいのだぁ。


師走に走り回る方々に申しわけない。。。。



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