番組構成師 [ izumatsu ] の部屋


朝からどんより、そらが暗い。九州とは言え、やっぱり日本海側だから、冬空はいかにも冷たく寂しい。その点、きのう訪ねた宮崎は、うらやましいくらいに空が真っ青。

「あぁ、空が高いなぁ・・・」

しばし、そらを見上げてた。冬は太平洋側の方が気持ちが沈まなくていいな。

昼下がり。コタツに入って縮こまっていたら、どうにもえらく寒い。窓や壁から、冷気がしんしんと凍みてくる、そんな感じ。レースのカーテン越しに窓の外を見ると、白いものがふわりふわり。

「あ、雪じゃん!」

天気予報で気象予報士さんが言っていたとおり、雪が舞っていた。それも、ぼたん雪なみの大きさ。先週かな、ミゾレ混じりの雨が降ったけど、いかにも“雪っ”てな感じの雪はきょうが初めてだ。

積もるかなぁ。

子どものころだったら「積もれ~」と思っただろうけど、オヤジになると動くのもおっくう。でも、一面銀世界ってのは見てみたいな。新雪を踏むときの気持ちって、なんともいえないもの。

初めて冬の北海道に行ったとき、その雪のさらさら具合に感激した。ぼくの住む北部九州に降る雪は“ジメ”としている。雪合戦にはいいんだけど。

冬の北海道では摩周湖を展望台から見下ろした。ものすごくいい天気で、深い青の湖面とそこに浮かぶ小島がはっきりと見えた。雲ひとつないという感じだったので、町まで歩こうと道を下った。それが間違いだった。

30分も歩かないうちに雪が舞い始め、どんどん降りしきる。前が見えないくらい。道路にも雪が積もり、路肩との境目がわからない。歩いていたら、“ズボ”と胸まで吹きだまりに埋まってしまった。

吹雪の中を歩いて、電信柱が見え始め、家のかげが目に入るようになって、ようやくホッとした。歩いていたのはたぶん1時間ちょっとだと思うけど、“遭難”という文字がアタマをよぎったっけ。

宿に着いたとき、上着とジーンズが凍っていた。「く」の字型に凍ったジーンズを見て、オレはやっぱりガニ股なのねと思い知らされた。

会社員時代、出張で新潟県のある町を訪ねたとき、雪がぼくの頭くらいまで積もっていてびっくりした。日本海側の雪は水分を含んで重いから、ずんずん積もり重なって、さらさらと流れない。一日に何度も雪下ろしをしなきゃならないなんて大変だなぁ。面倒だからと放っておくわけにはいかないし、我が身の腰の重さを思うにつけ、あぁ、雪国住まいじゃなくてよかったわぁ。

しかし、きのうは宮崎で18度、きょうは部屋の中で6度。
寒っ! ストーブ、つけよ。


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