番組構成師 [ izumatsu ] の部屋


台風一過、空はハレバレ…とはならず。
台風の雨から梅雨の雨に戻ったのか、ぱらぱらしとしと、降り続ける。台風に備えて締め切っていた雨戸を開けると、外の空気の方がひんやりしてる。気温も少し低いかな。

去年、台風がやってきたときは、玄関に板を打ち付けて補強したっけ。我が家の玄関は台風の大風で内側に吹き抜けたことがあるので、特に風の強い台風はコワいのである。

クギで板をガンガン打って、玄関を頑強な壁にしたのは何月だったかなぁ。う~む…、思い出せん。

一日は長いのに、一年なんて「ア」と言う間。脳みそにはその一年間の記憶と経験が残ってていいはず。たった「ア」と言うあいだの出来事なのに、脳みそに刻み込まれてることってあんまりないなぁ。歳を経るにつれて脳みそのシワは消えていき、いずれビリヤードの球のようにツルッツルになるんじゃなかろうか。

それもまた良しかな。

んでも、去年の今ごろって何してたかなぁ? と考える・・・・・あぁ、去年はきょうから沖縄へ行ったのだった。んでもって、編集室にこもり、昼メシ&晩メシもそこそこに編集作業に没頭したのであった。

んでも、没頭していたのはディレクターの女性で、編集機の前に陣取った大柄な編集マンと、その後ろでイスに座りつつモニターを見ていたぼくは、「ハラ減ったなぁ…」と、違う脳みそで同じことを考えていたのだった。思い出した思い出した。

番組作りでのぼくの役目である構成係は、番組に没頭してはイケナイ役割である。取材にあたったディレクターはテーマにのめり込んで猪突猛進ほとんど盲目状態にあったりするので、「そりゃ行きすぎ」とか「そんなシーンはいらん」などと言いつつ、ディレクターが目指すゴールと視聴者が受ける印象とにあまり違いがないように軌道修正するのがぼくの役割。アタマは冷たくなくてはいけないのだ。

だから、仕事に没頭しつつも、その片隅で「ハラ減ったなぁ…」と思える冷徹な脳みそが大切なのである。

「なのである」なんて、イバって言うことじゃないな。要は真剣味が足りんのかもしれん。初めて仕事をした局でイスに座ったまま居眠りし、後日、ディレクターに「あまりにぐっすり眠られているので驚きました」とメールをもらったときには、どっきり、心臓が冷えた。

でも、同じことを繰り返してるのって、なぜでしょね?

今週は編集が続くしなぁ…居眠りしないように、立ったまんま仕事をしよっと。

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