番組構成師 [ izumatsu ] の部屋

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こんな番組の制作に参加しました。

ムーブ
北の山笠
~ 北の大地に伝わった博多の心 ~



「祭りがあるけん、博多たい!」

博多祇園山笠。

<山のぼせ> と呼ばれる
祭りに魅せられた男たちが
勇壮で華麗な歴史絵巻を繰り広げます。

この博多山笠に
ふるさとの再生を託した町があります。

北海道・芦別市。

かつて炭鉱で栄えた町も
相次ぐ閉山で疲弊。
7万を超えていた人口も
今では2万を切っています。

「心がひとつになれる何かが欲しい」

そう願っていた芦別の男たち。
その心をとらえたのが博多山笠でした。

芦別の男たちは
博多山笠のビデオをお手本に
自分たちの山笠を始めます。
「芦別健夏(けんか)山笠」の誕生です。

真似事じゃない、本気の取り組み。
それを確かなものとするために
芦別健夏山笠振興会を設立。
今年は20周年、記念の年となりました。

その芦別に 博多の心 を伝えた
男がいます。
<山のぼせ> と <博多人形師>。

芦別の男たちのふるさとを思う気持ちにうたれ
新たな山笠の誕生と、その成長に
力を尽くしてきたのです。


そして20年…。

北海道を訪ねた
博多祇園山笠の長老たちの前で
北の山笠 “芦別健夏山笠” が
その熱い心を披露します。

番組内容の紹介は → こちら

深夜、または早朝の放送となりますが
ご覧いただけると幸いです。



 

製作著作:RKB毎日放送

放映局と日時
福岡:RKB毎日放送 8月3日(日) 24:40

長崎:NBC長崎放送 8月3日(日) 24:30

熊本:RKK熊本放送 8月6日(水) 25:55

大分:OBS大分放送 8月10日(日) 25:20

宮崎:MRT宮崎放送 8月7日(木) 10:50

鹿児島:MBC南日本放送 8月4日(月) 25:15

沖縄:RBC琉球放送 8月6日(水) 25:57


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こんな番組の制作に参加しました。

テレメンタリー
刻みはじめた学びの時計
~ 沖縄・夜間中学生の記録 ~



4年前、沖縄県那覇市に
民間の夜間中学が誕生しました。
学ぶのは平均年齢70歳のお年寄りたち。
算数は足し算引き算から
国語は五十音からのスタートです。

「学校に行きたい」

お年寄りたちは
その思いを心にいだきながら
生きてきました。

戦中戦後の混乱で
学校へ通えなかった人たち。
義務教育を終えることができなかったのです。

沖縄戦を体験した
81歳のおばあさんはこう語ります。

「戦争のことを子供たちのために
書き残しておきたかった。
でも、書けないから仕方ない」

小学校にも通えなかったおばあさん。
文字を書くことができないのです。

一度は諦めた思い。
それでも、やっぱり書いて残したい。
その祈りにも似た気持ちを胸に
夜間中学の門をくぐったのです。

番組ではお年寄りたちの姿を
3年間にわたって追いながら
学ぶことの意味と
学校という場の持つ重さを考えます。


番組内容の紹介は → こちら


深夜、または早朝の放送となりますが
ご覧いただけると幸いです。



 

製作著作:QAB琉球朝日放送

放映局と日時
沖縄:琉球朝日放送 8月4日(月) 24時45分~
東京:テレビ朝日  8月4日(月) 26時40分~

上記以外の放送時間は → こちら
8月2日(土)または3日(日)に
オンエアする局もあります。
お手数ですがご確認下さい。


朝。

洗濯物を干したら汗みどろ。階段を降りて、また上がって来たら、汗みどろ。

部屋の中は35度超え。

ゴロゴロしてるだけで汗みどろ。

たまりまへんわ、ほんまにもう。

夏眠したいくらいじゃ。
2008-07-27 19:45:45



昨日、ナレーションを収録。


録り始めたのは1時から。
まずスタッフ全員で一度通して見て、ナレーターはスタジオから少し離れた録音ブースへ。

ある程度の長さを録ってはプレイバックし、難あるところを録り直しては次のパートへ……を繰り返す。

ナレーションをひと通り収録したら、スタジオに戻ったナレーターを交えたスタッフ全員で番組を通して見る。

今は収録にもパソコンを使うので、録ったナレーションを前後に動かすのも自由自在。オペレーターのお兄さんがピピッと直してくれる。

それでもスタッフの誰かが気になる箇所は再度録り直し。ナレーターは再度ブースへ。行ったり来たり、ご苦労さま。


ナレーションにOKが出ると今度は音楽。

選曲担当が局のライブラリーから選んだ曲を聞いてみる。曲数も場所も控え目な入れ方だけど、それがかえって効果バッチリ。

ええね~。

ナレーションと音楽が入ると、番組がピシッと締まる。どちらも入らないすっぴんの番組を見ると「大丈夫かなぁ」と思うもんな。

このスタジオの選曲マンは元は東京でやっていた人。4年ほど前に南の島に移住したとか。ぼくと同年代、学生時代は長髪にベルボトムの世代だけど、センスがとてもいい。


ナレーションと音楽が入った。この時点で午後4時。

あとは整音。音のレベルを合わせたり、小さなノイズをひとつひとつ取り除いたり、30分番組でも数時間かかる大変な作業。

ぼくはそばにいても役に立たないので、スタジオを出てお茶を飲んだり、お茶を飲んだり、お茶を飲んだり、お茶を飲んだり……で、時間をつぶす。


そのうちに日が暮れて来て、整音が終わり、全体のチェックを終えると、南の島もとっぷりと夜。スタジオの前に立つ観覧車もイルミネーションに光る。

綺麗かね~。乗りたか~。


そのまま局へ戻り、文字スーパーのチェックをして、ぼくはお役ごめん。仕事を続けるスタッフをあとに残してホテルへさよなら。


皆さん、お先にすみませ~ん。今回もお世話になりました。

巡業が長くなると、睡眠薬の種類が増える。毎晩、一冊、処方しちゃうもんなぁ。

効くのもあれば、ぜ~んぜんダメなのも。確実に効くのは「こちカメ」かな、やっぱり。ラストページになるころには、適度に眠たくなっている。

ダメだったのは「美味しんぼ」。能書きと蘊蓄ズラリでアタマが疲れる。ボ~ッとするには向かないな。

「ゴルゴ13」もいまいち。絵を眺めるだけじゃストーリーがワカランのはどうもぼくとは相性が良くないらしい。

でも、2冊も買ってるな。

逆の意味で睡眠薬の効用がなかったのが水木しげるさんの妖怪漫画。かなりの厚さなのだけど、面白いので終わりまできっちり読んでしまった。

読み終えたのは午前3時半。それ以降もアタマが冴えて眠れん。睡眠薬が覚醒剤になっちゃ、意味ないじゃん。

みんなホテルに置いて行くかな、水木さんと両さんは自室の書棚に納めるかな。

コンビニに行っても、効きそうな睡眠薬本がなくなってきた。

今夜はどうすんべかなぁ。

南の島のギラつく青空。

最高気温自体は、ぼくが住む九州北部の方が高かったりするのだけれど、やっぱり陽射しが全然違う。

こっちは灼熱光線。ホテルから仕事先までの数分を歩くだけで青息吐息。心臓バクバク。

身体、鍛えなきゃな…。

そんなギラギラ太陽のもと、今日はホテルに忘れ物をして2往復。汗がダラダラ、ホテルで着替えて、仕事先で再度着替えて。

あぁ…、仕事開始前に、もう死にそ。

巡業中はホテル戻りが零時過ぎ。

途中のコンビニでミネラルウォーターとマンガを買って戻るのが日課。

小腹がすくので以前は何か腹にたまるモノも買っていたのだけれど、巡業中に体重が増えるのもどうかと思うので、最近は水のみ。

でも、ハラはへる。なんか食いたか~。

マンガは眠るまでに全部読んでしまうので、結構な出費。でも、何かをボ~と眺めていないと眠たくならん。

で、今夜はいつもの睡眠薬。

この本は再版。4年前に初版が出たときも巡業先で買って読んだっけ。同じモノを読むっていうのもどうかとは思うなぁ。

ま、いいや。
眠たくなるまで、ページをめくろう。

ゆるゆる編集中。

30分番組だけど、CMなどが入るので、正味時間は24分20秒。

普通、番組にはアバンと呼ばれる導入部とエンディングがある。その分を除くと、ストーリー展開に使えるのは実質20分強くらいしかない。

その20分に入れるべき素材は取材テープにして400本以上もあるだろうか。

テープの中に記録された出来事や言葉の大半が日の目を見ずに消えていく。

3年間に渡る取材陣の思いを20分ちょいに圧縮するんだもんなぁ。

あぁ、なんか罪深い仕事をしているような気がする。

堪忍して~。

南の島で巡業中。

暑い。32℃。陽射しが肌に痛い。

でも、旅立った九州北部は34℃だった。出かける時のネコ助はこんな風。タオルに包まれたアイスノンにすがりっぱなし。

暑い上に湿気もいっぱい。あぢぃよなぁ。

南の島は暑いけど、ゆっくり風吹く日陰はちょっと心地いい。

海が見たいな。

今、制作に参加している番組はお祭り関係。東京住まいだけどふるさとの祭りが好きで好きで大好きで、毎年、帰省している若い女性がいる。先日、その女性の取材にスタッフが東京へ行った。

その取材テープを書き起こしていたら、どこかで見たような景色。映像の端に映っている病院の名前も、いつか、親しくつきあっていた日々があるような…。

ん??
あ! ここ! あの病院じゃん!!

学生時代、カゼをひいては通った病院だ。その病院の隣に取材対象の女性が住むマンションがあるのだった。

通りの向こう側を撮った映像には、足しげく通った古本屋が昔のままの看板を掲げて映っている。学生時代、数え切れないほどに行ったり来たりした通りだ。

日暮れどき、駅の方へ向かってずるずる歩きながら飲みに行き、深夜、酔った足をもつれさせながら下宿へ帰った、あの通り。

懐かしかね~。もう何年、行ってないかしらん。

この通りから駅に向かって左に少し折れたところに、高校大学と同級の友人が賄い付きの下宿に住んでいた。

当時でも珍しかった賄い付き。小さな娘さんがいる勝ち気な奥さんが7、8人の下宿生に朝餉と夕餉を用意する。漫画かドラマにありそうな設定の、古い造りが印象的な下宿屋だった。

その友人は四畳半の部屋に冷蔵庫を買い込み、冷やすのは好きなジャム数種類だけというヘンテコなヤツ。あ、夏に行くとスイカが一個、まるごと冷やしてあったっけ。

ある時は通りに捨ててあったテレビを拾ってきて見ていた。カラーテレビなのだけど、壊れているのだろう、画面が全部、真緑。白黒テレビと同じじゃん。でも、満足げに見ていたな。

その友人も今では某キー局の部長さん。10代半ばから彼を知っているぼくからすると、とても不可思議な進路だったのだけど、どうやら落後することなく、きちんと仕事を続けてきているらしい。

偉いなぁ。


駅近くで飲み過ぎて歩けなくなった遠来の友人を、その飲み屋で知り合った女性の手を借りて、ぼくの下宿まで連れて帰ったのもこの通りだ。

その友人は今年、会社をかなり早めに辞め、今は次を考えつつ無職の身。北海道を旅したり、ひと仕事を終え、ちょっと充電としゃれこんでる。

偉いなぁ。


酔っぱらった友人が「前転だぁ、後転だぁ」と叫びながら路上をごろごろしたのは、もう一本奥の通りかな。

電信柱によじ登り、そのまま飛び降りて足をくじいたこの酔っぱらい野郎も、なぜかぼくの部屋へ連れて行った。あの四畳半は、飲み遊ぶぼくらにはほんとに便利な場所にあったんだな。

この友人はクレイマークレイマーの時間が長い。自分で仕事をしながら、男手ひとつで三人の息子たちを育ててきた。彼ら親子の会話はまるで友だち風で聞いてるととても面白いのだけど、遠くで見ているぼくなどには分からないキツイことが多々あるだろう。

偉いなぁ…。


大学浪人を繰り返し、「これがラストだ」と思い詰める友人に弁当を持たせ、受験に向かう後ろ姿を見送ったのもこの通りだ。

結局彼は志望校の門をくぐることはできなかった。「がんばったんやけどな・・」と彼が涙を見せたときはちょっと辛かった。

その友人は教師になるという初志を貫徹し、今や教頭先生だ。夢の中に現実的な仕事を入れるほどの将来像が描けなかったぼくら仲間たちの中で、学生になる前から口にしていた夢を実現したのはコイツだけだ。

偉いよね…。


通りに面した飲み屋やお好み焼き屋で集まっては飲んでいた。友だちの友だちが来ていたりするから、誰が誰やらよくわからないままに飲んで騒いでいたっけ。

その中に、いくつか年下だけど気っぷが良くて男っぽくてさっぱりしたヤツがいた。卒業後、彼はなぜか制作プロダクションのカメラマンに。確か演劇か何か、そんな勉強をしていたハズだけど…。

カメラマンは大変だ。重いカメラを肩に走る。早朝深夜、時間は関係ないし、土曜日曜、曜日も関係ない。「韓国日帰りなんて取材もあんだよね」って彼が話を聞かせてくれたのは、ぼくが仕事をやめてぶらぶらしていたころだ。

その彼は病に冒されて、小さな子供たちを残して世を去った。学生時代、飲み仲間だった一つ年上の奥さんは、その後どうしているだろう。


友がみな われよりえらく 見ゆる日よ

時が経ても、感じた思いって、あまり変わらないもんだなぁ。



あの通り、また歩きたいな…。


頭の中が走馬燈で、書き起こしが進まない。
困ったね。


番組制作の中でぼくの役割と言えば、「こうしたい」というディレクターの意向にできるだけ沿うように考えながらも、「そんなんじゃワカラン」と言い放つという、言いっぱなしの責任取らずみたいなところがあって、時に辛い。

現場のスタッフが、苦労に苦労を重ね、泣く思いで撮ってきた映像やインタビューも、必要ないと思えば「いらんね」と言わにゃいかん。

この仕事を始めたころ、元号が「平成」と改まったころは、編集の現場ではぼくが一番若いくらいだったし、だからこそ、無慈悲と思われるようなことも平気で言えた。

誰が何と言おうと、要らないものは要らない、つまらないものはつまらない、分からないものは分からない。制作者側が分かっていても、それが見ている人に理解できなければ意味がない。それをひとりよがり、ひとり相撲って言うんだよ。

なんてことを目上の人間に言っていたのだから、聞く方はアタマに来たことだろう。「殴ってやろうかと思った」とは、番組打ち上げの時に聞いたディレクターの回想。さもあらん。しかし、反論もビシビシ来てたから、編集現場は議論の場ともなった。

今は制作現場、編集現場でもたいてい最年長。敬意を払ってくれるのか、老人扱いされているのか、ぼくが言うことに対してなかなか反論が返ってこなくなった。納得していそうじゃないのに、「はい、わかりました」なんて言われると、肩透かしをくったような気にもなる。

何より、議論を交わしていた昔より、ぼくの言葉がすんなり通る今の方が、胃が痛い。反論が返ってこないのは言いたいことをガマンさせてるんじゃないかしらん?とか、な~んにも意見を持っていないんじゃなかろうかとか、いろんな余計な思いがアタマの中を駆けめぐる。


打合せなどを終えてひとりになると、あぁ、きょうも言い過ぎた…と思って落ち込んだりする。もともと言葉遣いが荒いのが、ちょいと熱がこもると抑圧調になってしまったり。年相応に、そろそろ老成せねばねぇ。


気弱になったのはトシのせいかしらん。だったら、自然な変化で仕方のないことだけど、自己規制の現れだったら非常にマズイな。尻が軽いのと、言いたいことを言うことだけが、構成係としてのぼくのセールスポイントだし。「おっしゃるとおりでございますぅ」なんて、ぼくが幇間、太鼓持ちになってもしゃぁないし。


でもなぁ…、ここんとこずっと気弱じゃ。
あぁ、胃が痛い。
夏祭りの季節が近づいた。博多の街は浮かれ気分。

「祭りがあるけん博多たい!」

っていうのは、CMのコピーだったかなぁ? でも、祭りの魅力に取りつかれた「のぼせもん」たちの気持ちを端的に表してる言葉かも。

博多では「山車」を「だし」とは呼ばず「山(やま)」と呼び、「かつぐ」とは言わず「舁く(かく)」と言う。山を舁けるのは、一人前の男の証明だ。

博多駅前には華麗な飾り山が。写真は裏側(と言ったら叱られる。「見送り」と呼ぶ)を飾る「ゲゲゲの鬼太郎」。今年はアニメ化40周年とかで、博多の街に14本ある飾り山のうち2本の見送りが「ゲゲゲの鬼太郎」だ。

 → 西日本新聞「飾り山紹介」

一反もめんに乗った鬼太郎や目玉のおやじ、ねずみ男にねこ娘、ぬりかべなどの仲間たちにプラスして、宿敵ぬらりひょんも飾り山の頂上あたりから見おろしている。

飾り山の前ではおとなたちが携帯で写真をパチリパチリ。その中のひとりがぼくなのだった。


天下の博多山笠。街中を駆け抜ける勇壮な「追い山」の日も近い。

でも、ナマの山笠をぼくはいまだに見たことがないのだった。生まれも育ちも福岡県なのになぁ。


ここ2、3日、取材テープの書き起こしにいそしみ中。

が、いそしむと言っても、きのうは番組の打ち上げで飲んでたし、その酒の興奮作用で眠れない夜を明かしたきょうはアタマがぼーぜん、視線もきちんと定まらず、パソコン画面を見るのがしんどい。

で、午前中はソファでごろごろ。
昼食後はTVの前でごろごろ。

が、これ以上ごろごろするとさすがにヤバイので、夕方からパソコンの前に復帰。DVDにダビングしてもらった取材テープをモニター上に流しつつ、その内容を文字へと化していく。時間がかかるけど、取材内容がお祭りに入れ込む人々でかなり面白いので見ていて飽きない。

これを見ていて飽きない番組にできるかなぁ…。うぅ、プレッシャーじゃ。


しかし、きょうも暑い。
ぼくの目の前にはデスクトップのパソコンを筆頭に、モニター、外付けハードディスク、複写機、AV機器などなど、熱を発散するモノたちが並んでる。机は部屋の角に据え付けてあるので、毎度のことながら熱気がこもって暑さに拍車をかける。

で、扇風機の出番。くるくるくるくる、熱源に向けて風を送り続ける。

扇風機

これって、地球温暖化に貢献してしまっているのではないかしらん…。

そう思って、扇風機を切ってみたり。
そうすると、暑うておれん。

小さなことからコツコツと。じゃないと、大きな目標は達成できない。

一番苦手なパターンだわ。
短い梅雨だった。例年よりも17日間も短く、雨の季節は過ぎ去った。

太陽が朝から元気にギラギラ。汗がだらだら。吸う空気も、もんやりと熱く、鼻の穴を通り、気管を過ぎ、枝分かれした先の肺に入ってもまだまだ熱気を保っている。まいったね、こりゃ。

エアコンは苦手なのでめったにつけない。逃げる先は車の中。部屋だとダメなのに、車だとどうしてエアコンがOKなんだろう? ちょっと不思議だけど、そんなことにかまけてはおれん。設定温度を26℃にしても車のエアコンは最大限の威力で車内を冷やす。夏の車って乗り込むと汗が噴き出すからイヤよね。

農道をぶ~。
ようやく少しひんやりしてきた。田んぼは、一面、稲の緑。この暑さも実りの秋が来ると思えば乗り切れる。

ほんとかぁ?


そのまま、冷房の効いたスーパーで避暑&ソフトクリームで体内も避暑。ベンチでは疲れたオヤジが本気で眠ってる。家にいると暑いもん。昼寝もできないよねぇ。でも、自分の近未来の姿を見るようで、ちょっと哀しいな。


月曜日、締め切りの構成があったっけ…。

現実逃避にも限界がある。仕方がないので机に座り、パソコンに向かう。部屋の角に置いているパソコンの周囲は熱がこもり、さらに汗がじゅ~るじゅる。キーボードが濡れちゃう~ってんで、タオル地のハンカチを右手の下に敷く。左手は汗をかかないのはなぜかな?

水冷式のパソコンでとっても静かで気に入っているのだけど、放熱はすごいねぇ。扇風機をパソコンに向けてぐるぐるまわす。編集室は人より編集機の方が大切でギンギンに冷やされているところが多いけど、家でも人間サマより機械サマサマってのはちょっとどうやねん。

でも、文句も言わずよく働くなぁ。機械ってエライかも。


昼下がり。
中学時代の同級生から「礼文島にいるよ」とメールあり。礼文島かぁ。涼しいだろうな。今の時期、一番花がキレイなんだよね。桃岩って岩があって、その上にはレブンアツモリソウが咲いていたっけ。太陽が目の前の海を真っ赤に染めながら沈んでいく。すぐそこ、手が届きそうなところには利尻富士が浮かんでる。

あの島を訪ねたのは、もう30年も前かしら…。脳みそって、どうしてどうでもいいことはクリアに覚えているのだろう。覚えねばならないことは、あっさり記憶の彼方に去るのにな。


夕方。
天気予報によると、本日の九州北部、最高気温は34℃。沖縄と同じだぁ。あちらは太陽の陽射しは強いけれど、日陰に入ると吹く風が心地よかったりする。こっちは梅雨が明けたとは言え、大気はじっとり湿気を含んでいて、その上吹く風もないのだから、夜9時半を過ぎても汗がじょろじょろ。

…かんべんしてよね。

あ、来週末から沖縄巡業だ。そうだそうだそうだった。
今度は白波さざ立つ紺碧の海がナマで見れるかなぁ。できれば素足をひたしてみたい。あぁ、憧れの南の島の砂浜よ。


♪ だぁれもいない海 二人の愛を 確かめたくてぇ
♪ あなたの腕を すりぬけてみたのぉ~


沖縄の夏の海に、誰もいないわきゃないよねぇ。
あぁ、シンシアはどこで何しているのやら…。


夜10時近し。室内の温度計は28℃を超えている。ミネラルウォーターをぐびぐび。きょうは2リットル以上飲んだかもぉ。

あかん、暑うて壊れそう…。
お仕事、しなきゃ。でも、その前にひと風呂浴びるべ。




前日、番組の打ち上げで現場スタッフと2時まで飲む。

帰ったのは3時。熱帯夜ということもあり寝付かれず、なんとなくそのまま朝を迎える。そしてそのまま昼を迎え、夕方を迎え、夜に至る。

頭がボ~。でも、眠たくはないのだなぁ。ドリンカーズ・ハイって感じなのかしら?

打ち上げをした番組は、フリーのディレクターがアフリカで二ヶ月弱、日本での取材や編集期間などを入れると足かけ6か月かけた番組。ぼくはそのフリーのディレクターから「構成をよろしゅう」と頼まれた。だから、ギャラは彼からもらうことになる。その約束は、彼が局から受け取るギャランティから交通費などの経費を引いた残りを折半しようということだった。

打ち上げに先立つこと数日、そのディレクターから収支決算のメールが届く。
ちょっと驚いた。

まず、局からの彼へのギャランティが低いこと。そこから経費を引き、ぼくと折半すると、彼の手元には局の新入社員の一か月分の給料程度しか残らない。半年の期間をかけ、アフリカへと渡り、突発的な出来事にも自腹を切って取材対応してきた報酬が、新入社員の初任給程度?

おかしかぁ。
ぼくは彼の取材上がりを座して待つだけだから、折半で同じ金額をもらうこと自体、気が引ける。

でも、それがフリーの現実。
でも、そんな熱意のある制作者がいないと、現場はもう怒濤のルーチンワークに飲み込まれ、制作意欲が番組に反映することすらどんどん少なくなっている。そんな意欲を見せる現場の人間が減っているのも事実だと思うけれど。

無責任なことを言えば、番組を作りたいと思って局に入ったのではない連中を制作現場に配置しないで欲しい。時に堪忍袋の緒が切れそうになる。

でも、切らないけど。
お仕事がなくなるからね。
ぼくも着々と小ずるいオヤジになりつつある。

哀しか。


タクシーに乗ったら運転手さんとテレビ番組の話になった。

「もうテレビちゃ、見とうもなかばい、あたしゃ」

「あら、なんでですか?」

「なんでて、み~んな同じ番組ばっかりでしょうが。ありゃ、テレビ局が真似ばしあいよるだけやん。出てくるタレントも同じ顔ばっか。グルメに温泉だらけ、食えもせん高~か料理ば品がない姉ちゃんがベロベロ食うて、うまか~とか。最近にゃ、地元の番組にも芸能レポーターが出て、誰と誰とがあやしいとかくっついたとか、アホらしゅうて見てられますか、旦那さん?」

旦那さんって、振られてもねぇ…。

確かにアホらしい。アホらしいけど、そういう番組をよりたくさんの人が見るのよね。確実に儲かる道を歩むのが商売の王道でしょう。違う番組を提供する度胸が局には無いってとこにも問題はあるけどね。

って、心で答えつつ、

「確かに同じような番組、多いですよねぇ」

「旦那さんもそう思いしゃるでしょ? だいたいが作りが手抜きやもん。じっくり取材もせんと、殺人事件とかも鬼の首とったみたいに顔だけ深刻そうに話すやろ。みんな犯人扱いやん。偉そうに、お前ら警察か!て言いたか」

テレビは見とうないと言いながら詳しいね~、運転手さん。

そうねぇ、偉そうやなぁって感じることはぼくもよくあるよ。我こそ正義なりって憤りに声ふるわせて、でも話の大半が推測だったりね。どこまで自ら取材してるんだろうっても思う。活字メディアと違って証拠が残りにくいから、訂正も謝罪もおざなりだしね。

手抜きかもしれん。長い年月をかけての取材も少なくなってきた。ある局は年度の終りに、継続する取材の発展度を審査するとか。その基準のひとつは、会社に利益をもたらすか。

私企業だから当然だけど、この「利益」が経済的にプラスか否かということならば、ドキュメンタリーなんて両手を挙げて降参だな。スポンサーがつくことさえ稀なんだもの、儲かる見込みが立つはずはないわねぇ。

確かに年度をまたいだ取材は減っている。出来事って瞬間芸のようにいきなり起こって消えるわけじゃない。原因があって結果につながるわけだから、コツコツ長く細く追う必要もある。それが、取材三回で終わらせろって言われてもね、そりゃムリだし。ディレクターだってキツイ仕事はしたくなかろう。

「見れば見るだけ腹が立つけん、もう見ろうごとなか」

と言い切った運転手さん。でも、きっとテレビを見続けるんだろうな。


この書き込みをしていると、某局のディレクターからTELあり。もう現場に疲れた、異動するかも、だって。やる気と力のある人材が、またひとり、現場から減るのかな…。

この先、どうなることやら。

暑い…。

梅雨のさなか。部屋の湿度計は80パーセント超えを指し示す。気温はあとひと息で真夏日に。

部屋でジッとしてるだけなのに首筋に汗が流れる。タオルで力任せに拭くのでじきに肌が赤くなる。

昼下がり。
蒸し暑さに耐えかねて、チョロとドライブ。露天の駐車場に停めた車は設定温度を26度にしてもエアコンがフル回転。

別に用事もないのにエアコンつけてドライブとは…世界のエコ化に反するなぁ。あ~、でも涼しかぁ。

農道をグルグルしていたら、ガソリンメーターが赤くチカチカ。スタンドに入って給油。今日はリッター185円也。で、6000円を超えてしまった。

高くなったねぇ。気軽にドライブってわけにはいかんかなぁ。でも、たまには田んぼや海を見るのはいいよね。ま、今日はおとなしくもう帰ろう。

露天の駐車場から戻ったら滝の汗。なんのための避暑ドライブやら…。裸で汗を拭っていたら携帯が呼ぶ。

裸で電話、すみませ~ん。相手には見えないから、まぁいいか。でも、近頃の携帯はテレビ電話もかかってくるから用心、用心。ハダカのオヤジが出たら…やっぱりヤだもんね。気をつけよ。

などと、うだうだ、机に向かったのは1時間に満たない一日だった。仕事はみんな先送り。でも、なんとなくホッとひと息つけた。

こんな日も必要だよね。明日から、またがんばるべ。

飲んでいたら若い衆に「おいくつになられるんですか?」と尋ねられた。◇歳だよと答えると、え~、▽歳くらいに見えますねぇ、と実年齢より10歳ほど少ない歳を言われた。

ここで喜ぶべきか、どうなのか。相手が素直な言葉を返したとして、「見える」ことをどうとらえるかだよなぁ。

ちょっとしたことで「見える」は変わる。その時、ぼくはTシャツにジーンズ、スニーカーで起き抜けの頭。七三に分け、ワイシャツ、スーツにネクタイをつけ、革靴をはいたらどうかしらん。いくつに見てもらえるのかなぁ。

20代に入ったばかりの頃のこと。
文房具屋でタイプライターを「欲しいな…」と思って見ていたら店員が寄って来て、「娘さんにですか?」と言った。ムカ!ときたぼくは店を出て、以来、銀座のその店には行ったことがない。

ま、店員には罪はない。若い頃、ぼくは顔だけ先に歳をとっただけ。

下宿を訪ねてきた営業マンが「あの、奥さまは?」と尋ねたのはハタチの時だった。四畳半のアパートに住むビンボー若夫婦の片割れに見えたのかしらん。「神田川」、「さくらと一郎」の世界じゃないんだからさぁ。

そんなことがあったからじゃないけど、どんな風に「見える」かなんて、どうでもいいのだ、普段はね。

年齢や出身地や人種や働く先や所属先、乗ってる車に住んでる場所、思想信条に近頃は性別にいたるまで、自分が言わなきゃわかんないことなんか大事なことじゃない。

んじゃ、なにが大事なの?

ん?

そりゃぁ、第六感でしょ。出会ってその場でピンとくる。それには、間違いはきっとない。

でも、ピンとくることなんか、めったに、ほとんどありゃしない。だから、一生懸命お話しするさ。そんな懸命な場に、所属や年齢や性別を持ち出すヤカラの多いこと。ぼくの興味はあんた個人にあるんであって、地位や肩書きなんぞ何の説明にもならん。そんなもん、丸めて馬にでも食わせちめえ!

なんて口に出して言えたのは15年くらい前までかな。聞かずともいいことを持ち出さないと会話が成立しない人や場合が多々あることを知ったから。


でも、本音を言うのは酒の席だけなんて願い下げ。シラフが一番正直なんだよ。


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