番組構成師 [ izumatsu ] の部屋


前日、番組の打ち上げで現場スタッフと2時まで飲む。

帰ったのは3時。熱帯夜ということもあり寝付かれず、なんとなくそのまま朝を迎える。そしてそのまま昼を迎え、夕方を迎え、夜に至る。

頭がボ~。でも、眠たくはないのだなぁ。ドリンカーズ・ハイって感じなのかしら?

打ち上げをした番組は、フリーのディレクターがアフリカで二ヶ月弱、日本での取材や編集期間などを入れると足かけ6か月かけた番組。ぼくはそのフリーのディレクターから「構成をよろしゅう」と頼まれた。だから、ギャラは彼からもらうことになる。その約束は、彼が局から受け取るギャランティから交通費などの経費を引いた残りを折半しようということだった。

打ち上げに先立つこと数日、そのディレクターから収支決算のメールが届く。
ちょっと驚いた。

まず、局からの彼へのギャランティが低いこと。そこから経費を引き、ぼくと折半すると、彼の手元には局の新入社員の一か月分の給料程度しか残らない。半年の期間をかけ、アフリカへと渡り、突発的な出来事にも自腹を切って取材対応してきた報酬が、新入社員の初任給程度?

おかしかぁ。
ぼくは彼の取材上がりを座して待つだけだから、折半で同じ金額をもらうこと自体、気が引ける。

でも、それがフリーの現実。
でも、そんな熱意のある制作者がいないと、現場はもう怒濤のルーチンワークに飲み込まれ、制作意欲が番組に反映することすらどんどん少なくなっている。そんな意欲を見せる現場の人間が減っているのも事実だと思うけれど。

無責任なことを言えば、番組を作りたいと思って局に入ったのではない連中を制作現場に配置しないで欲しい。時に堪忍袋の緒が切れそうになる。

でも、切らないけど。
お仕事がなくなるからね。
ぼくも着々と小ずるいオヤジになりつつある。

哀しか。

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