番組構成師 [ izumatsu ] の部屋


テレビをぼんやり見ていたら、懐かしい街が。

東京都江東区南砂町。
荒川にほど近い、大学に入学してから数ヶ月、住んだ街。

でも、住所は江東区東陽町だったような気が・・・。通学に使った東西線も東陽町駅だったと思うのだけど。

大学に入学したとき、下宿先が決まってなかったぼくは、母の小学校の同級生が経理担当として働いていた銀座のクラブでバーテンダーをやっている男性のお宅(あ~、ややこしい・・)に居候した。

30代前半の、気のいいお兄さんだったその男性が住んでいたのが江東南砂団地。団地内に商店はもちろん、保育園がいくつも、小学校から中学校まであるような巨大な団地の13階にお兄さんの部屋があった。

その部屋の真下が母の友人の部屋。ベランダの床にあけられた非常口の階段から行き来してたっけ。そんなことして良かったのかしら・・・?

そこで、びっくりの出来事が。

そのお兄さんの部屋に同じクラブで働く女の子が突然押しかけて来た。

まだお店が開く前の真っ昼間、その女の子は大きな冷蔵庫と共にやって来た。何が起こったか、「????」のぼくなど無視し、キッチンへ冷蔵庫をおさめた女の子は、そのまま同居人となった。

その子は、お兄さんの所へ「押しかけ女房」にやって来たのだった。

びっくりした~ぁ、驚いた。

銀座の店にはお兄さんの部屋にお世話になることが決まったときに挨拶に行ったから、その女の子の顔は知っていた。19歳、ぼくと同じ年齢だった。

でも、精神年齢はまったく違ったね。相手はレミーマルタン( VSOP か XO )のボトルキープで10万を取る高給クラブのホステスさん。こちらは浪人生あがり、ピカピカの一年生だもん。

押しかけられたお兄さんはまんざらでもないようで、その日からあっさり同棲生活へ。

お兄さんは店の準備があるからか早めにご出勤。押しかけ女房はお昼過ぎに寝姿のまま起き出して、ぼくの顔を見るとくったくなく「○○くん、おはよ」と言った。

ドキドキ・・と言うより、ちょっと怖かった。
この子、ほんとに同い年?

お兄さんは「ずっといていいよ」と言ってくれたけれど、こちらはどぎまぎ、いれるもんじゃない。

で、速攻で大学近くのアパートを探し、女の子が押しかけてきて10日後ぐらいには文京区目白台の住人となったのだった。


南砂・・・懐かしいなぁ。

お兄さんと女の子はその後どうなったんだろう?
噂も聞かないや。


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