番組構成師 [ izumatsu ] の部屋

♪今日のBGM=Condition Green 『Live in Kyoto』


今日のBGM。正確には“Music”ではなく、“Movie”だ。

70年代初頭、沖縄の基地城下町・コザから新たなロックの波が生まれ、本土へもその(主に米兵たち間での)人気と実力がとどろいていた。

『紫』と共にその先端にいたのが『コンディショングリーン』。
ぼくが今、モニターしているのは、彼らが京都の西部講堂で行ったLiveのドキュメントだ。

当時、ロック大好きハナタレ小僧だったぼくは、ディープ・パープルに擬した(と思った)『紫』よりも、そのパフォーマンスが人間離れしている(と噂されていた)『コンディショングリーン』の方により興味を持っていた。

しかし、ぼくらが接することができるのは、希に雑誌などに掲載される、コンディショングリーンの一種異様なステージ風景のみ。
ギターをベースが肩車し、そのふたりをさらにボーカルが肩車するという「3段ピラミッド」。
生きたニワトリの首をはねるという、想像だにしずらいパフォーマンス。
ステージからは大音響のロックばかりではなく、花火も飛び、ハブも飛ぶという。

いったい、どんな連中なのだろう?
その頃、ぼくは想像するばかりだった。

だから、動いているコンディショングリーンを見るのは、今日が初めて。

これは、すごい。

3段ピラミッドも、ボーカルのかっちゃんがステージで振り回す花火も、確かにウワサ通り。
しかし、それ以上に度肝を抜くのがボーカルを含めた演奏だ。
ハチャメチャなステージングなのに、ドラムもベースも乱れない。
ボトムをしっかりと支えつつ、暴れている。

さらに、ギター。
コンディショングリーンに加入した時はまだ19歳だったというシンキ。
タイム感、ソロのセンス・・・・・・抜群だ。

演奏にしっかりとした力があり、その上に破天荒なパフォーマンスがある。
その人気が口コミで一気に広がったというのもむべなるかな。

ぼくが見ているこのステージでの3段ピラミッドは、ギターのシンキをボーカルのかっちゃんが肩車し、そのふたりをベースのエディが肩車。
かと思えば、ギターを弾くシンキの両足をかっちゃんが肩に抱え、振り回している。

--これが、あの“人間風車”かぁ・・・・・。

人間風車と言えば、プロレスのリングでドン・レオジョナサンが得意としていた技。ジャイアント馬場さんがぶん回されていた。
それが、ステージ上で、ボーカルがギタリストをぐるぐるぐるぐる。

ぼーぜん、がくぜん、びっくらこんである。


敗北の色濃いベトナム戦争。
その戦場にこれから向かう、その戦場から心身共に傷ついて戻る、そうした米兵たちを相手に、一歩も引かなかったコンディショングリーン。
身体と心を張った音楽で、生きる意味を見失わんとしている若いアメリカ人にほんのひとときとはいえ、熱い時間を過ごさせた。

たいしたもんだなぁ。さすがのパフォーマンス。


ボーカルのかっちゃんは、沖縄市と名前を変えたコザでライブハウスを開き、60歳になろうとする今でもステージに立っている。
オキナワン・ロック・スピリッツ、現役だ!


あ~、終わってしまった。30分あまりの、短いドキュメント。
いかんいかん、仕事で見ているんだった。
ライブのすごさに、挿入されているインタビューなどの内容が記憶の片隅にも残ってない。

もう一度、冒頭から見直そう。
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こんばんは♪

おお、懐かしいですなあ。
噂ばかりで、映像見たことありませんがな。
ほお。
ほお。

2004.02.25 22:57 URL | 幻泉館 主人 #79D/WHSg [ 編集 ]

★幻泉館 主人さん、おいでませ。

>おお、懐かしいですなあ。

んでがしょ! 懐かしい響きですもんね~。

>噂ばかりで、映像見たことありませんがな。

ワタクシも動く姿を見るのは初めて。
本土のバンドとはちょい違う。
オキナワン・ロックとあえて言われたゆえんがわかる気がします。
よかよ~。改めてファンになりました。
でも、CDで聴くっていう感じじゃないなぁ。

2004.02.26 08:11 URL | izumatsu #79D/WHSg [ 編集 ]

話の本題とはずれて恐縮ですが、
われらが西部講堂自体の画は映ってました?
屋根に輝く<オリオンの三ツ星>は?

2004.02.26 09:16 URL | ゲリ・ビイツ #79D/WHSg [ 編集 ]

★ゲリ・ビイツさん、おいでませ。

>われらが西部講堂自体の画は映ってました?
>屋根に輝く<オリオンの三ツ星>は?

えっとね、コンディショングリーンのライブ映像には外観がないんだけど、
取材で今年新たに撮影した分には、屋根の三つ星がサンゼンと輝いております。
壁は落ち、天井もはがれてはおるものの、西部講堂はまだまだ現役らしく、
学生らしき連中が舞台作り中。
寝袋なぞにくるまって眠りこけておりました。

2004.02.26 10:56 URL | izumatsu #79D/WHSg [ 編集 ]













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