番組構成師 [ izumatsu ] の部屋

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*まずは打合せ。

取材が進んでいる場合、打合せに出向いてディレクターやカメラマンの話を聞き、制作側の狙いを確認します。

でも、この時点では「狙い」が明確でないことも。ひとまず取材をスタートして、「さぁ、どうしようか?」という場合も多いのです。

そういった「?」は、取材者自らが興味を持ったネタでも、または上司から振り分けられたネタの場合でも同じように出てきます。

テレビ創世期や繁栄期の制作者からは「最初からテーマを絞って取材せんかい!」と叱られるかもしれませんが、一年間に1、2本の番組を作ればOKだった古き良き時代と比べるのは、今の現場の人間が少しかわいそうかもしれません。

忙しさは強烈に増しているし、ひとつの番組に割ける時間も予算も以前に比べ少なくなっているのが現状ですから。



ぼくがこの仕事を始めたころは、制作現場のスタッフの中でぼくが一番年少のことが多かったので、打合せなども先輩諸氏に負けないよう思ったことはムリヤリにでも口にして、やかましいくらいにあ~だこ~だと言っていた記憶があります。

が、人は年をとるもので、いつの間にやら現場スタッフの中でぼくが一番の年長者に。そうなると若いころよりずっと気を遣うからおかしなもんです。

若い人は礼儀正しい人が多いからでしょうか、打合せなどでオヤジのぼくが言うことを素直に受け入れてくれる場合が増えてきてしまったのです。

これが、実はちょっとマズイのです。


*一番大事なのは。

番組作りで一番に重視すべきことは、ディレクターやカメラマンなど、取材現場に足を運び、取材対象者の言葉を生で聞いた人の思いです。

取材内容をどう並べれば、ディレクターやカメラマンのその思いを見ている人により深く、より確実に伝えることができるか。そこで頭をひねるのがぼくの役割なので、彼ら彼女らの思いをきちんと知っておかなければぼくは仕事ができません。

だから、打合せの席でも以前に比べるとぼくの発言量はものすごく減っています。できるだけディレクターやカメラマンに自分の思いやこれからの取材の狙いを話して欲しいなと思いつつ…。

それでも、スタッフの中でいちばんおしゃべり。
気を遣ってはいるんですけど。



誰の、どのような姿を、誰に、どのように、伝えたいのか?

その思いが制作現場で意思統一できるのは、取材も終わりに近づき、編集が始まってからでしょうか。

走りながら考える。

それは番組作りの仕事に限ったことではありませんが、特に取材現場では考えながらインタビューし、考えながら撮ることを重ねていく以外にはないようですね。

そこが、座して考える役割のぼくとは違うところでしょうか。



<この項は続きます>
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