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きのう、沖縄の宜野湾市で行われた基地の県内移設反対集会(正式には「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民集会」)には2万人を超す人たちが集まったそうだ。
すごいな。
教科書問題のときみたいに、空撮写真で参加者の数を数える人がまた出てくるかしらん。
しかし、政権発足前の意気軒昂さはどこへやら。
あっちへふらふら、こっちへよたよた。
足元の定まらない鳩山さんたちに沖縄の人たちは怒り心頭だろう。
防衛大臣は、「現行案でも県外移設、国外移設は織り込み済みだからマニフェストには違反しない」という珍解釈を披露してぼくらを唖然とさせてくれた。
がちがちの保守でもそんな解釈はせんのじゃなかろうか。情けない…。
こわもて論客の外務大臣も県外移設はムリとあっさり判断。普天間飛行場の機能の嘉手納基地への移設を自らの案の第一候補とした。
どこか県外、国外を検討したのかな? その過程が全然見えないけど。
首相は、移設先の市長選の行方を見てから判断するとのたまった。
なんだかなぁ・・・。
国の優柔不断で、地元はまた基地建設を巡る対立を迫られるのかしらん。
あの住民投票は何だったのかなぁ…と地元の人は悲しく思っていることだろう。
あれはもう12年も前だよ。
国のリーダーたち、しっかりしてちょうだい。
アメリカの国防長官がやってきて、「普天間移設がないと海兵隊のグアム移転もない!」と恫喝。それにシュンとなってしまったようにしか見えない。
国防長官は、米軍再編は普天間飛行場のすみやかなる移設がそのスタートだと言った。
それは変だよね。
普天間飛行場の移設は少女暴行事件に昔年の思いを爆発させた沖縄の人たちの行動が当時の国を動かして決まったことじゃなかったっけ?
「アメリカが国軍の編成を変える → 普天間飛行場の機能を移設する」じゃなかったはず。まぜこぜにしないで欲しいね。
それに、移転するのはヘリコプター基地の機能のはずなのに、辺野古に作ろうとしている基地にはいつのまにやら軍港が予定されているじゃないの。
いいチャンスとばかりに軍事機能を強化しないで欲しい。
これは「基地機能の移設」じゃなくて「新基地建設」だよね。
それよりなにより、「基地って必要なの、この世の中に?」じゃないかな、やっぱり。
基地や基地関連の企業などで働く人も多い沖縄。基地は必要とする人も多いだろう。生活基盤が消えていくのを「良」とすべき、なんてとても言えない。
でも、少しずつでも減らしていかなきゃ、軍の思惑を待っていたら何年たっても変わらない。敵が攻めてくることを前提として安全保障の考えはあるのだし。
外交でとことん話をつけましょうという姿勢が互いにあれば、武力による安全保障なんて必要なくなるんだろうな。
いかんせん、相手を信じ切ることはなかなか出来ない。
難しいね。
元はと言えば、日本という国が戦争を始めたことに端を発するわけだし。
なんてことを言うと、「アメリカが石油をストップしたからだ!」と言う人が必ず出てきて、対するには、さらにさかのぼり、「中国大陸に侵略したじゃないか」、「アレは“侵略”じゃない、“進出”だ」なんて堂々めぐりになったりする。
難しいな。
どこに視点を置くか、だけどね。
でも、やっぱり軍事基地はない方がいい。
沖縄の新聞社の号外や速報(出たんだ、やっぱり!)に載る沖縄の人たちの表情を見るとそう思うし、基地があるのは日本というぼくらの国の中なんだということ、それを心新たにする。
→ 沖縄タイムス 2009年11月8日 速報版
→ 琉球新報 2009年11月8日 号外
沖縄の放送局も熱気を伝える。
→ 琉球朝日放送 2009年11月9日 夕方ニュース
地元のメディアには現状と生活する人たちの思いを伝え続けて欲しいな。遠く離れたぼくらは、ともすると脳裏からこぼし落としてしまうきらいがあるから。
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