番組構成師 [ izumatsu ] の部屋


あ~、アタマが重い・・・・・。
台風が近づいているせいである。それも大型がふたつ。

天候が傾いていくのが分かる。
考えようによっては便利なアタマだが、こう重いと文字を追うのがつらい。
体を縦にしとくのが面倒。

で、ついつい、ごろりとオリンピックを眺めることとなる。
あぁ、良い言い訳じゃ。


「寝るがいちばん」





長嶋ジャパンの敗退は、野球ファン、長嶋ファン、そして日本を応援する多くの人々にとって
大きなショックだったようだ。
朝刊の一面には「金、ならず!」と、その試合結果が載り、
夕刊の一面には「今夕、銅なるか?」と、期待の記事が出る。
野球というスポーツがこの国に浸透し、多くのファンを獲得しているかという証。

「ショックだったようだ」と冷たく言ったが、ぼくは実は野球が好きである。
オーストラリアに負けた試合も、後半から谷選手が一塁に駆け込み、足を痛めるまで、ずっと見ていた。
しかし、負けるにしても1対0とは・・・・。
バスケットなど大量の得点が入る競技とは違い、
サッカー同様、一点の重みが大きいスポーツの恐さを改めて知った気がした。

野球は好きなのだが・・・・オリンピックの競技にはふさわしくないのではないかというのが正直なところ。
野球というスポーツをやっている国が偏りすぎていると思う。

出場国を見てもちょっと妙。アフリカも、中近東も、南米も、いない。
ギリシャの出場も強引だ。
開催国の特例で、出場しているのは大半がアメリカで野球をやっている選手たち。
ギリシャの人たちがこのチームを「オラがチーム」として見ることができるのか、ちょっと疑問。

初めて野球を見たギリシャの人が、

「ルールが分からないというのもあるけど、なんせ試合時間が長すぎるね」

と言っていた。そうそう、ぼくもそう思う。
最近、大リーグの人気が高まっているのは、イチロー選手や両松井選手などの活躍と同時に、
試合時間がコンパクトなのがその理由のひとつだと思う。
しかし、それでも2時間半はかかる。

3時間前後、ぶっ続けにやり続けるチームスポーツって、他にあるだろうか?
それを延々見続けるのだから、野球に馴染みのない国の人たちが呆れるのもムリはない。





実際に、野球はオリンピックの競技からはずす動きがある。
中継の解説をしていた星野さんは、

「アメリカ大リーグが啓蒙活動をしない。けしからん」

と、盛んに口にされていた。そうそう、ぼくもそう思う。
そのスポーツの頂点にある国は、普及に務める義務があるんじゃないだろうか。

その昔、柔道が日本のみのスポーツだったころ、ヨーロッパや南米に数多くの柔道家が指導に出向いた。
その甲斐あって、柔道は世界の“JUDO”となり、本家日本は母屋を取られる寸前。
このオリンピックでJUDO宗主国の冠を取り戻したが、スポーツ普及に関しては柔道関係者は胸を張っていい。

アメリカ大リーグにそんな気はサラサラないようだ。
リーグ戦の最中だというのも言い訳にすぎん。
選手は行きたくないだけ、球団も出したくないだけなのだ。

自分が愛するスポーツで生計を立てている。
そんな“野球”というスポーツに対する愛情が感じられない。
ま、カネを巡ってストをする選手にオーナーたちである。期待する方が間違っているかもしれない。





中途半端なメンバーを出すと、バスケットのように恥をかく。
NBAの選手を集めた“ドリームチーム”などと言っているが、まったく“ドリーム”じゃない。
今回、代表になっている選手の中で、NBAのスーパースターと呼べるのは、
アレン・アイバーソンとティム・ダンカンのふたりだけ。

それでも、出場選手の年俸を合計すると数十億にのぼる。
そんな、バスケット長者の集団がコロコロ負けてもう2敗。
バスケットが盛んで、NBAの選手もいるリトアニアと接戦で負けたのはまだしも、
プエルトリコに20点近い差を付けられて負けたのには唖然。

だがそれは、アメリカのバスケット界がバスケットというスポーツの普及に務めた結果だと言えなくはない。
それはNBAという営利組織のマーケティング活動の一環だった。
バルセロナ大会のアメリカチーム。
マイケル・ジョーダンやマジック・ジョンソンなどを擁したあのチームは、間違いなく“ドリーム”だった。
なんせ、試合中、対戦相手の選手がベンチからジョーダンたちの写真を撮っているのだから。
それほど、あのチームは華やかだったし、技量もずば抜けていた。

それくらいのある意味“衝撃”を、野球でも大リーグの“ドリーム・チーム”が与えないと、
オリンピックの競技としての野球の寿命は遅かれ早かれついえるだろう。





オリンピックの競技は、どんな基準で選ばれているのだろう?
きょうの夕方は、ビーチバレーの決勝をやっていた。
“浜辺のバレーボール”という、競技の名前からして海のない国には参加できないようなこのスポーツ(スイスやオーストリアなどが参加しているけど)、
確かアトランタ大会から採用された、アメリカ西海岸生まれのスポーツだ。

開催国で盛んなスポーツが大会種目に採用されることはよくある。
テコンドーはそうだし、柔道もそうだったかもしれない。
柔道のように、ビーチバレーもいずれは広く普及する可能性がないとは言わない。
が、現状でオリンピックの競技に入れるのは釈然としない。
プロ化して、“稼げる”“見せる”スポーツとしては確たる地位を築きつつあるのかもしれないが。
アメリカやオーストラリアなど、複数のチームが出場している国があるのも納得がいかん。

などと思いつつ、女子決勝、水着で飛び跳ねる選手の姿を見ながらこうも思った。

「こりゃ、イスラム教徒も対象外だわ」





きょう見た競技でペスト1は、女子棒高跳び。
ロシアの2選手がくり広げる心理戦と逆転劇。
この1回を失敗すると、その瞬間に競技終了。
そのプレッシャーの中で見事にバーをクリアしたイシンバエワ選手。
素晴らしかった。
世界新記録のおまけまでついたし。


「きれいか~」






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