番組構成師 [ izumatsu ] の部屋

♪今日のBGM = Jimi Hendrix 『 Live at the Fillmore east 』

窓の外を見ると、雪が舞ってる。

さぶっ! この冬、初めての雪。

南国九州とは言え、福岡は日本海側。冬の空はどんより暗く、雪もちらつく。
時には積もる。しかし、5センチを超えることは、めったにない。

ぼくが子どもの頃は、雪がよく積もっていた記憶がある。
10センチくらい積もることも、そう珍しいことではなかったんじゃないだろうか?

雪が降らなくなってきたのは、地球が暖かくなってきているから?

福岡に雪が積もらなくても、別にぼくらは困りはしない。
冬の情緒がひとつ減るだけ。
でも、スキー場は大変だろう。
つい最近、地肌が見えるスキー場のようすをニュースで見た記憶がある。

--雪が積もらないのなら、人工降雪機でドカッと降らせばいいじゃない。
--ハイテクで、自由自在に雪が作れるんでしょ。

などと思うのは、シロウトだそうだ。
人工降雪機も、一定の温度以下にならないと、雪を作ることはできないとか。

自然に頼る商売の難しさ。天のはからいに期待するばかりだろう。
今日の冷え込みは全国規模。
雪不足に悩むスキー場に雪が降っていればいいのだが。


「雪は天から送られた手紙である」

こう言ったのは、雪研究の世界的権威、中谷宇吉郎博士。
この方が、世界で初めて人工雪を作ったという記憶がある(違うかも)。

科学者としての中谷宇吉郎さんの業績は、その程度しか知らない。
ぼくが中谷さんの名前を知ったのは、エッセイ。
岩波文庫から出ていたが、今はどうだろう。

優れた科学者は、その文章も秀でているとよく言われる。
中谷さん、湯川秀樹さん、朝永振一郎さん、寺田寅彦さん・・・。
アインシュタインも、アシモフも。

読み手を引き込む文章を書く科学者は確かに多い。

専門分野で第一線に立ちながら、余技でも一流とは。
ぼくは文字を書くのが仕事だけど、ひとつの作品として読むに耐える文章が書けるわけではない。

うらやましかぁ。

天が二物を与えることも、ままあるんだなぁ。

--------------------------------------------------------


しかし、地球温暖化は深刻。

気温があがり、南極の氷が溶け出す。海面が、ひたひたと上昇する。
イタリアの水の都・ジェノバは、広場も海水に浸りそうだとか。
水面下に沈んでいく水の都・・・笑えない。

インド洋の島国などは、国存続の危機に直面している。

温暖化が進むと気候が激変し、洪水や干ばつなどの災害も増えるという。
さらには、熱帯性の伝染病が全世界へと蔓延し・・・あぁ、コワイ。


ぼくらの日常生活が生み出す二酸化炭素などが地球を取り巻き、熱が宇宙空間へ逃げるのをさまたげる。
地球は、少しずつ、あったかくなっていく。

あったかくなると言っても、5度も10度もあがるわけじゃない。
ほんのちょっと。
その、“ほんのちょっと”が地球環境には大打撃。
氷河期でさえ、今より“ほんのちょっと”、平均気温が低かっただけだそうな。

絶妙なバランスの上に生きているんだなぁと感心する。


温暖化を引き起こすのが、二酸化炭素などの「温室効果ガス」。
行政が作った子ども向けのパンフレットには、「地球のおふとん」と表現してあった。

「温室効果ガス」と「地球のおふとん」・・・・ちょっとニュアンス、違うのでは?
「おふとん」だと、あったかい方がいいじゃん、ってならないかな?

--------------------------------------------------------


今、温暖化をテーマとした番組作りがあちらこちらで進んでいる。
スポンサーは行政、ということは、国民がスポンサーということ。

先日、某県の「環境特別番組」の制作に携わった。
5分間のミニ番組を計12本、3ヵ月間に渡って毎週1本放送する予定。
そのうちの、最初の4本を撮影した。

お父さんとお母さん、そして小学校1年生の子ども。
この3人で、ドラマ風に「地球温暖化」と「身近で出来る温暖化防止」について語るというのが、この4本の役目。

困難極める、めちゃ難しい。

県の担当が「これでよろしかろう」とハンコを押した温暖化の説明文。
おとなのワシでもわからんで?

演出担当も、「こんなん小学1年生のわかるわけないやんか」と、変更しようとする。
当然だろう。わからないことを言い聞かせても仕方ない。

しかし、県の上層部までクリアした内容を変えると、納品の際、クレームがつくおそれが多分にある。その時点であれこれ言われても、実質、修正のしようがない。
お役所が融通がきかないのは何度も経験済み。

危ないので、その部分はさわらないことに。
君子、危うきに近寄らず。
ほんとは近寄って、あ~だこ~だ言える時間が欲しいんだけどなぁ。


5分間のミニ番組と言っても、ドラマ的部分を収録するのは時間がかかる。
50秒のシーンで最低10カット。1時間で撮影できれば御の字だ。
このペースで、4話を1日で撮るのはつらい。

二日あれば、演出もあれこれ試すことができる。
だが、経費削減の折り、4話1日は至上命令。
撮影を二日に分けると、役者やカメラや音声などの社外スタッフにかかる経費も二倍になってしまうから。

ここで、不可思議なこと。
ぼくや演出担当などのギャラは、撮影期間が二日になっても二倍にはならない。

そんなもんだと納得しているけど、改めて考えると奇妙ではある。


最初の4本。撮影はひとまず無事終了。
ナレーションを入れて、資料映像を入れると、さて、どうなるか。

次の4本は、来月中に撮影らしい。


番組構成師の部屋

“ネコ助-Aoi’s Room”

関連記事
スポンサーサイト



izumatsu先輩、こんばんは♪
今日はこちらも雪が舞いました。
長野県内全域に降雪マークがついていて、
北部山沿いなんて70センチの予想だって!すごい!
私のところは東部なので、積もっても30センチ程度。
でも温暖化の影響で、近年はかえって雪が多いんです。
日本海側の気候に近くなっちゃうせいなの。
おかげでサラサラのパウダースノーではなく重く湿った雪なので
雪かきも大変なんですよ。(泣)

うちから車で10分もしないところにスキー場がありますが、
今年は雪がなくてオープンが大幅に遅れたみたい。
今夜あたり大雪になればきっと大喜びだろうな。

2003.12.19 19:06 URL | うるとびーず #79D/WHSg [ 編集 ]

東京より早く雪が降りましたね。

私は福岡で覚えている大雪は、
高校3年生の2月です。
学校休んでしまいました。

もうすぐ帰省できるので楽しみです。
帰省したら「ふぐの白子鍋」が待っています。
我が家の正月の恒例です。

2003.12.20 05:18 URL | じゃんばらや5933 #79D/WHSg [ 編集 ]

★うるとびーずさん、いらっしゃいっ!

>私のところは東部なので、積もっても30センチ程度。

お~、さすが、信州! “積もって”30センチっつうのがすごい。
こっちでそれだけ降ったら、生活不能に陥りますね。

>サラサラのパウダースノーではなく重く湿った雪なので
>雪かきも大変なんですよ。(泣)

雪かきって重労働らしいですもんね。
南に住む人間は「一面の銀世界」の美しさしか想像できませんけど。

2003.12.20 10:25 URL | izumatsu #79D/WHSg [ 編集 ]

★じゃんばらや5933さん、いらっしゃいっ!

おカゼはよくなりましたか?

>私は福岡で覚えている大雪は、
>高校3年生の2月です。
>学校休んでしまいました。

何年前かなぁ、ものすごく降り、かつ凍って歩行不能になり、
2日間ほど家にこもったことがありますよ。
それが、じゃんばらやさんが高校生の時のことかな?

>もうすぐ帰省できるので楽しみです。
>帰省したら「ふぐの白子鍋」が待っています。

わぁ、うまそ~っ! いいですね。食べたかぁ。
ぼくが子どもの頃は、ふぐも普通の魚屋さんで丸ごと売っていて、
結構食卓にのぼっていたのに、いつの間にやら高級魚。
一度、東京でふぐ料理を食べた時、目ン玉飛び出そうに
高かったこと、覚えてます。
あ、ぼくはお金を払ってませんけどね~。

2003.12.20 10:34 URL | izumatsu #79D/WHSg [ 編集 ]













管理者にだけ表示

トラックバック URL↓
http://izumatsu.blog.fc2.com/tb.php/62-bee24b63